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12月22日に開催された「M-1グランプリ2019」(ABC・テレビ朝日系)。初出場で優勝を果たしたミルクボーイに大きな注目が集まったが、審査員・上沼恵美子(64)も負けず劣らず話題を呼んだ。

 

昨年開催された「M-1グランプリ2018」の直後、スーパーマラドーナ・武智(41)がインスタライブを配信。その際、とろサーモン・久保田かずのぶ(40)は「自分目線の自分の感情だけで審査せんといてください」「お前だろわかるだろ、一番右側のな!」と上沼を揶揄。すると武智も「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「更年期障害かって思いますよね」と暴言を吐いた。

 

すると今年の「M-1」のオープニングで司会の今田耕司(53)から「今年もありがとうございます! 来ていただいて」と声をかけられた上沼は、会場から大きな拍手が送られるなかで「更年期障害を乗り越えまして」とコメント。スタジオが笑いに包まれると、「将来が決まるわけですから、それを私たちが担ってるわけですから」と告白。出演芸人に気を使いながらも「いつも真剣にやってるのに、いらんこと言うなよ!」と画面に向かって啖呵を切った。

 

さらに歌がモチーフとなったネタを披露したニューヨークの審査後、「たった4分のネタの中で歌だけで、あれだけ引っ張っていくっていうのはすごい」と絶賛。しかし「歌は難しいから……」「あら、こんなところにこんなものが」と、おもむろに自身のCD「時のしおり」を宣伝。「Amazonでずっと1位でございます」「よろしく!」と呼びかけた。

 

その奔放ぶりにネットでは《自分のCD宣伝しないでほしい》《ちっとも面白くなかったし場がしらけた》といった声が。そのいっぽうで《「審査員という立場にも関わらずCDの宣伝をする大御所」というボケ。大御所であそこまで爪痕残そうとする姿勢は拍手ですね。批判を恐れてない》と感嘆する声も上がっている。

 

さらにはからし蓮根の審査中に突如、和牛に怒り出した上沼。和牛に対して「このステージは僕のもの、リサイタル! みたいな」「緊張感のない、そういうぞんざいなものを感じました」とコメント。さらに「大御所みたいな出方して」と揶揄。

 

和牛がチャンピオンになるよう期待してきたと明かし、“敗者復活”で決勝に挑戦した和牛に対して「決勝まで残りくさらんかった! それが腹立つ」と非難。そして「いいぞー! 頑張れー!」とからし蓮根にエールを送った後に「私は寝る!」といい、“上沼劇場”の幕を下ろした。

 

Twitterでは上沼のコメントに《私情挟み過ぎで見ててあまり良い気しなかったな》《なんで好きな芸人を上げるために和牛を落とす必要があるの?》と否定的な声が上がっている。

 

いっぽうで、こんな声も上がっている。

 

《こなれたようにやってる和牛思い出して、何度も出てるだろうけどM1は和牛の庭じゃない、漫才師が目指す最高峰の舞台だって言いたかったのかなって思った。M1リスペクトを感じたよ》
《上手さじゃなく、一生懸命かける熱量が何より大事だと思う》

 

批判をものともせず自身のスタイルを貫く姿勢に、《上沼無双乱舞》《傍若無人上沼無双》といった声も放送中に上がっていた上沼。「M-1」で審査を務めるたびに注目を集めており、やはり外せない存在なのかもしれない。

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