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モデルで女優の水原希子(29)が1月27日、差別に対しての意見をTwitterにつづった。ネットで大きな反響を呼んでいる。

 

今月6日の神奈川新聞によると、川崎市にある多文化交流施設に在日コリアンを脅迫する年賀はがきが届いた。「謹賀新年」を謳いながらも、そこには「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと書かれていたという。

 

すると同件を危惧した団体が20日、change.orgでネット署名を呼びかけた。その署名は政府や市にヘイトスピーチを許さないよう声明を出すこと、そして警察には犯人逮捕に全力をあげるよう求めている。その翌日、水原もTwitterで署名を呼びかけた。

 

さらに水原は27日、Twitterで差別に対する自身の考えを明かした。水原は無意識な差別や《イジメやトラウマなど、自分が経験した心的外傷から生まれる差別》《政治や歴史的な側面から生まれる偏見、誤解、差別》があると推測。そして《偏見や差別を受けた人はその相手を憎み、そしてまた差別が生まれ、差別が連鎖していく》と展開した。しかし、こう続けた。

 

《ただその中で、少しでも差別や偏見を無くしていくためには、自分がそういう偏見してしまったり差別心みたいな感情を湧き上がった時に、意識的に自覚する事が大切なんじゃないかと思うのです》

《誰かに嫌なことを言われたり、されたりしても、それはあくまでもその相手、個人の問題であって、それは絶対に人種やそのコミュニティー全般の問題ではない》

 

そして《大切なのは、この地球に生きている同じ人類、地球人として優しさと強さを持って今をしっかり生きていく事、そして前を向く事が大切だと思います》とつづっている。

 

長らく日韓関係のねじれが報じられているため、ネットでは《こんな風になってきたのには理由がある。それを解決しないとただの綺麗事にしかならない》といった声も上がる。しかし「個人と人種、コミュニティは別物」「差別していると気づくことが大切」という水原のメッセージは1日で1.1万もの“いいね”を記録。さらに支持する声が上がっている。

 

《他人を排除して住みやすい国ができるとはとても思えません。昨今の排外的な風潮に意見することはとても大切だと思います》
《やられたらやり返すなんて考えが、なくなりますように キコちゃんみたいな考えの人が増えて、負の連鎖を終えれますように》

 

神奈川新聞によると脅迫文のつづられた年賀状に対し福田紀彦市長は23日、「全く許されるものではない」「不安が払拭できるよう対応したい」と表明したという。

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