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「新型コロナウイルスが猛威を振るい始めたことで、終盤は常にピリピリムードでした。少しでも体調の悪い人は参加禁止に。さらに現場ではマスク着用を義務付けるなどして、みんなで感染防止に努めていました。そんななか、竹内さんは『こんなときだからこそ頑張りましょう!』と激励。重いムードを払しょくし、座長として最後まで支えてくれました」(ドラマ関係者)

 

竹内涼真(26)主演ドラマ『テセウスの船』(TBS系)が3月22日に最終回を迎えた。怒濤のタイムスリップ・サスペンスは後半にかけて視聴率を上げ、第8話では番組最高となる15.3%を記録。さらに最終回は19.6%をたたき出し、今期ドラマナンバーワンの座に輝いた。

 

制作陣にとっても“大団円”を迎えたが、成功の裏にはギリギリの闘いがあったという。

 

「当初から吹雪のシーンで天候に恵まれず、急きょ別の撮影場所を探すことに。さらには新型コロナウイルスの影響で決定していたロケ地が撮影NGになるなど、トラブルの連続でした。そのため、実は最終回放送の5日前まで撮影をしていたんです。ロケの後は編集作業がありますから、スケジュールは本当にギリギリ。いわゆる“撮って出し”状態でした」(前出・ドラマ関係者)

 

スタッフだけでなく、竹内もまた身を削るようにして撮影に臨んでいた。テレビ局関係者が明かす。

 

「日曜劇場で初主演というプレッシャーから、クランクイン前日はまったく眠れなかったそうです。またロケもかなり過酷なため、何もしなくても体重が落ちてしまう。さらに撮影後も役から抜け出せないほど没頭していて、周囲も心配していました。そんななか、彼が習慣にしていたのが“朝風呂”です。『血流がよくなるし、セリフにもキレが出てくる』と言っていました。実際、撮影現場では迫真の演技を披露。叫ぶように訴えるシーンでは、スタッフがもらい泣きするほどでした。そうした好演のおかげで、なんとかスケジュールを間に合わせることができたのです」

 

スタッフや俳優陣の奮闘もあって、大成功を収めたドラマ。竹内の評価もうなぎ上りだ。

 

「視聴率俳優としての実績を見せつけたことで、争奪戦が起き始めています。キャスティング会議でも頻繁に竹内さんの名前が挙がるようになってきていますし、しばらくは“竹内無双”が続くのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)

 

再び竹内の好演が見られる日も、そう遠くないかも!?

 

「女性自身」2020年4月7日号 掲載

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