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3月29日に放送されたスペシャルドラマ『陰陽師』(テレビ朝日系)。主演の安倍晴明役は佐々木蔵之介さん(52)で、相棒の源博雅役に市原隼人さん(33)。さらにキャスティングされたのが、鍵を握る如月を演じた剛力彩芽さん(27)です。

 

剛力さんといえば昨年まで株式会社ZOZO元社長・前澤友作さん(44)との交際で世間を賑わせまくり、恋愛のイメージが強くなってしまいました。

 

本作は、破局を迎えてからの女優本格復帰第一作目。どんなもんかなと思わず見てみると、キレイになっているではありませんか!

 

演技力はまあ置いておいて、とにかくパッと見て大人の女性として美人になっている剛力ちゃん。交際中から「キレイになった」との噂は聞こえてきていましたが、恋は女をキレイにする……の?

 

とはいえ何年も引きずり、“おブス”とまでは言わなくとも“いつまでも失恋の影がちらつく人”もいます。その違いはいったい、どこにあるのか。カギは「感情の処理」だと思うのです。

 

■失恋を糧にするかキズにするかの違いとは

 

人は失恋をしたら、それを時間の経過とともになんとか“整理”しなくてはいけません。別れに納得していてもしていなくとも、いつまでもグチグチと相手をののしったりしていては周りも呆れてきます。

 

とはいえ過去のできごとをきちんと整理するためには、時間の経過に任せるだけでは不十分です。なぜなら、感情には時間の概念がないからです。

 

たとえば、子どものころに経験した悲しい思い出などがいい例です。いわゆる“トラウマ”に近いものはカウンセリングなどの特別なケアをしていない限り、いくつになっても思い出したらイヤ~な感覚になるものです。

 

これは状態として「感情が未消化」であるといえます。腹の深く深くに感情が残り、思い出したり同じようなできごとに遭遇したりするとブワーッと湧き上がる。そうして、いつまでもあなたを苦しめるのです。

 

失恋という、いわゆる苦い経験を糧にして次の一歩へと踏み出すか。それともキズとして何年も引きずるかは、この「感情の整理」がどこまでできているかによるのです。

 

■傷になっているのか、チェック項目3つ

 

剛力さんにとって“あの恋”がキズになっているか、それとも糧になっているか。それは、他人がすぐに知ることはできません。とはいえ未消化のままか、それともきちんと次へのベースとして消化されているかは自分で判断できます。

 

これからご紹介する3つの質問にYESと答えられれば、あなたの中でそれは「思い出の1つ」になっているでしょう。

 

・笑い話としてポロッと気軽に話せるか

「こんな恋愛してさ、本当まいっちゃうよね」と笑って気軽に誰にでも話せるなら、その恋愛は過去のこととして消化できている可能性が高いです。恋は、終わると辛いものです。辛さを辛いものとして受け取ったままだと笑い話にはデキませんし、次の一歩の障害になってしまいます。

 

・「その人に未練はない」と断言できるか

過去の恋愛を消化できていれば、相手に未練は残りません。「まだ好き?」と聞かれても「好きじゃない」と言えるはずです。ちなみに「今も好きだけど、付き合いたいとは思ってない」というコメントは、未練がまだあります。本当に終わっている恋なら、相手を今も好きという状態はありえないからです。

 

・「自分も悪かった」と心から思えるか

問題があるから恋愛は終わるわけですが、片方が100%悪いということはほぼありません。別れた原因を「自分のここが良くなかった」と自分の落ち度として冷静に語れれば、その経験はまさに糧となったといえるでしょう。

 

■本格的な女優

 

剛力さんを見ると、失恋直後は前澤さんへの想いを熱っぽく語ることも少なくありませんでした。そのたびに「未練があるのだな」と思ったものですが、今はどうでしょう。

 

ちなみに失恋のキズは若い人ほど早く癒えますが、キズが癒えることと感情が消化されることはまた別問題です。

 

3月は、別れの季節と言われています。今年はイレギュラーな事態に辟易している方も多いかもしれませんが、ぜひ新しいスタートを切るためにも“未消化な恋愛”がないか振り返ってみてほしいものです。

 

文・イラスト:おおしまりえ

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