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「ジャニーズ事務所は5月末までに行われる全公演の中止を発表しましたが、嵐だけは“延期”という表記でした。これは『なんとしても今年中にライブをやる!』というメンバー5人の意思表示だと思います」(音楽関係者)

 

5月15日と16日の2日にわたって国立競技場で開催予定だったライブ「アラフェス2020 at 国立競技場」の延期を発表した嵐。新型コロナウイルス感染拡大防止のためとはいえ、苦渋の決断だったようだ。延期を発表した4月14日、櫻井翔(38)はファンクラブサイト上で公開された動画で、こう悔しさをにじませた。

 

《断腸の思いではありますけれども、みなさまの安全を確保するため、延期とさせていただくことになりました》

 

決行か延期か――。ギリギリまで逡巡は続いていたようだ。

 

「国立競技場は、’08年から’13年まで6年続けてライブを行った嵐とファンにとって“聖地”です。全面改築後の単独公演も嵐が初となる予定で、1日8万人の集客を見込んでいました。また嵐にとって今年はラストイヤーだけに、ファンと対面できる貴重な機会であるライブはなんとしても行いたかった。3月に開催を正式発表した際、櫻井さんは『できることを前提として、今準備できることをやる』と語っています。関係各所と感染予防対策についても話し合い、直前まで実施する方向で調整していたと聞いています」(前出・音楽関係者)

 

コロナによって一世一代の晴れ舞台を奪われた嵐。しかし、すでにメンバーは前を向いていた。次なる展開を見据えた作戦会議を“リモート”で行っていたという。

 

「延期発表の数日後に、それぞれ別の場所から5人全員でのオンライン会議が開かれたそうです。ファンを喜ばせるための企画や、今後について話し合っていたといいます」(前出・音楽関係者)

 

そこでは“リベンジ計画”について、入念な打ち合わせが進められているという。

 

「すでに延期公演の日程や会場について、メンバー間で意見を出し合っているそうです。もともと秋に大規模なツアーを実施する予定だったようですが、デビュー記念日の11月3日、いわゆる“嵐の日”にライブを行う案が出ているといいます。多くのファンに感謝を伝えるために、新国立競技場などで実施できないかも検討しているそうです」(前出・音楽関係者)

 

ピンチから急転して、“ファン感謝祭ライブ”の構想を膨らませる嵐だが、秋になってもコロナ禍が収束していない可能性もすでに専門家らから指摘されている。しかし、メンバーは“最悪の場合”についてもシミュレーションしているという。

 

「大勢のファンの前で秋もライブが実施できない場合、無観客でライブを行い、配信することも検討しているそうです。会場にファンが来られなくても、自宅でも楽しんでもらえるような内容での配信を目指しているそうです。松本さんは、配信になった場合の演出プランもすでに考えていると聞いています。また、ファンだけでなく嵐の今までを支えてくれた音響や照明といったスタッフの仕事と生活を守るためにも『どんな形でもライブは実施したい』と話し合っているといいます」(前出・制作関係者)

 

すでに無観客ライブへの“布石”は打たれていた。

 

「3月29日から4月1日まで、ジャニーズ事務所のタレントによるYouTubeライブが行われました。当初、嵐はスケジュールの都合で出演を見送っていたのですが、なんとか調整して最終日にトリとして登場しました。ライブ配信を想定して、ファンとのコミュニケーション方法や反応を模索するためだったそうです」(前出・制作関係者)

 

“嵐の日”に5人の姿を見られるのは、会場かネットか。果たして――。

 

「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載

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