「二階堂さんは大河ドラマには3回も出演しているのに、朝ドラは縁がなかった。今回は歌手を目指すヒロイン役に自ら希望してオーディションに参加。その日のために自腹でボイストレーニングまで行ったそう。プロ顔負けの見事な歌いっぷりを見せて、制作陣を感動させました」(NHK関係者)
視聴率も好調なNHK連続テレビ小説『エール』。2,802人のオーディションを勝ち抜き、窪田正孝(31)の妻役を射止めた二階堂ふみ(25)が、4月4週目の放送から本格的に登場している。
歌手を夢見る役どころだが、二階堂自身にも憧れの歌手がいるという。
「二階堂さんは昔からの松田聖子ファン。カラオケの十八番も『赤いスイートピー』です。朝ドラでさっそく歌声を披露し話題になっていますが、あの歌唱力は聖子さんの歌を歌って鍛えられたのかもしれませんね」(テレビ局関係者)
歌という新しい魅力を見せる一方で、なんといってもその演技力を高く評価される実力派。昨年は、話題になった『翔んで埼玉』をはじめ3本の出演映画が公開。さらに連ドラ初主演も飾るなど、引っ張りだこだった。
「多忙を極めるなかで、『エール』の撮影が始まったのは去年の9月です。朝ドラの収録は通常1年間に及びます。二階堂さんは“中途半端なことはしたくない!”とクランクイン前から気合十分。役づくりに余念がありませんでした」(前出・NHK関係者)
女優業への熱心さゆえに、彼女のプライベートを心配する声が。
「実は、まだ現役の大学生なんです。今、慶應の7年生。今回の朝ドラは留年覚悟で出演を決めたと聞いています」(芸能プロ関係者)
’14年に慶應義塾大学総合政策学部に入学した二階堂。だが仕事が忙しすぎて、1年生のときからあまり通えていなかったようだ。
「必修の体育の単位を落としかけていましたからね。東京から藤沢キャンパスは遠いですし、あまりに見かけないので退学の噂もありましたよ」(大学の同窓生)
仕事と勉強の両立ができずに悩み、“大学をやめたい”と周囲に漏らしたという一部報道もあった。
「本気でやめようと思って言ったわけではないと思いますよ。弱音をはいただけでしょう」
そう語るのは、彼女の知人だ。
「今はなかなか授業に出られませんが、卒業したいという思いは強くあるようです。大学のシステム上、8年までは在籍可能ですからね。8年生になる来年は仕事をセーブして、何としてでも大学を卒業する覚悟だと聞いています」
新型コロナウイルスの影響で、現在は撮影休止中の『エール』。収録が無事再開し、ヒロインとして駆け抜けた後は、悲願の大学卒業へ――。彼女の学業成就に“エール”を送りたい!
「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載