緊急事態宣言が延長される一方、外出自粛もそろそろ飽きてきた今日このごろ。充実したおうち時間を過ごしたいなら、ぜひともイッキ見してほしいのが、昨年大きな話題となったサバイバルオーディション番組『日プ』こと『PRODUCE 101 JAPAN』だ。
101人の練習生のなかから視聴者による投票で徐々にメンバーが絞られていき、最終的にデビューできる11人が決まる。自分の推しメンの投票数を増やすため、ファンが自費で応援広告を出すなど、社会現象にもなったことは記憶に新しい。
そんな『日プ』は現在でも、動画配信サービス「GYAO!」で、なんと全話無料配信中。そこで、もう1度見たい名場面を振り返りながら、その魅力を語りつくしていこう!
■成長していく姿を応援したくなる!
実は、参加した練習生の多くが、ダンスも歌もほぼ未経験。第1話から、クラス分けのためのパフォーマンスが披露されるのだが、不慣れでぎこちないながらも懸命に歌い踊る彼らの姿に、どんどん引き込まれていく。
もちろん、もともとプロとして活動していたような経験者や、天性の才を持つ練習生もいて、なかには圧巻のパフォーマンスでこちらを圧倒してくる面々も。
素晴らしいパフォーマンスで、見事Aクラスに抜擢された豆原一成。
とはいえ、最上位のAクラスに選抜されたのは101人中たったの8人。経験者も含めて、ほとんどのB、C、Dクラスからのスタート。「Fail=不合格」の意味のFクラスに振り分けられる練習生も少なくなかった。自身の実力不足を思い知らされ、悔し涙を流しているのを見ると、番組にかける真剣度がひしひしと伝わってくる……。
バックダンサーとして活動していた練習生たちのグループ「UNbackers」。圧倒的な存在感を発揮した川尻蓮はAクラス。大平祥生は惜しくもBクラスだった。
そんな彼らも、スパルタトレーナー陣(かなりキャラが濃い!)の厳しいレッスンや、日々の地道な努力、そして実際に観客の前でパフォーマンスを行うという経験を経て、歌やダンスの技術はもちろん、精神的にも少しずつ成長していく。その様子を見守っているうちに、いつの間にか「親心」のようなものが芽生えるはず。
最終的にデビューを勝ち取った金城碧海(右)は、未経験者だったものの、Bクラスからのスタート。しかし再評価ではFクラスに……。
また、アイドルとしての意識が目覚めてくるのか、見た目が徐々に垢抜けていくのも見逃せないポイント。1話ずつ外見の変化に注目してみるのも、楽しみ方のひとつ!
■勝負だからこそ心打たれる!
必ず順位がついて、脱落者が出てしまうというシビアさも、この番組の大きな魅力。
このランキングは公式サイトで常にチェックすることができたので、もちろん練習生たち自身も自分の順位を把握している。ということは「残留」か「脱落」か、ギリギリの順位の練習生たちにとって、脱落者が決まる順位発表式はかなり気が重いものだったはず。画面からも極限の緊張感が読み取れて、胸が押しつぶされそうになる瞬間も……。
真剣な面持ちで順位発表式に臨む練習生たち。
一方、上位の練習生たちにとっても、順位発表式は緊張の一瞬。手が届くところに1位の席が見えているからこそ、「絶対に自分があそこに座るんだ」という静かな闘志が見えて、いい意味で“ぞくぞく”してしまう……!
どちらが1位か、発表を待つ川尻蓮と川西拓実。この演出で視聴者の緊張感も最高潮に。
また、いくつかのグループに分かれて、観客の前で行われるパフォーマンス審査でも、彼らの真剣な表情を見ることができる。もちろん、舞台に立っている間は、みんな心から楽しんでいる様子だし、ほかのグループのパフォーマンスは大盛り上がりで観覧して、とても和気あいあいとした雰囲気だ。
各グループのパフォーマンスは全員が別室で観覧し、かなり盛り上がっている。
しかし、観客による投票結果が発表される場面になると雰囲気は一変。練習生たちのこわばった表情を見ていると、このオーディションが「サバイバル」であることを思い知らされる。これは、投票結果によってボーナス票が加算されるためでもあるけれど、なにより「どうしても勝ちたい!」という強い思いがあるからだろう。見ているこっちまで胸が熱くなってくる……!
結果発表を待つ練習生たち。その表情は真剣そのもの。
そんな真剣勝負を勝ち抜いた11人で結成されたグループJO1は、1stシングル『PROTOSTAR』で初週売上32万枚を達成するなど大躍進している。そして現在、公式YouTubeチャンネルでは、1月31日に行われた初のファンミーティングの様子を6月27日まで期間限定公開中! 『PRODUCE 101 JAPAN』のイッキ見と合わせて楽しんでみて!