オリンピック延期、初の緊急事態宣言など、コロナ禍によってかつてない激動の日々となった2020年上半期。そんななか、芸能界でも数々の“事件”が起こっていた。本誌が目撃した驚きのスクープから特に反響の大きかったものを今一度お届けする。
一度は逮捕されたものの、名曲「世界に一つだけの花」を生み出し、劇的復活を遂げた槇原敬之。しかし、待っていたのは再びの逮捕。その直前に相対していた実父が本誌に明かした“親子の会話”とは――(以下、2020年3月3日号掲載記事)
「息子が逮捕されたと知ったのはついさっき。ほんの1時間ほど前のことでした。急にいろんな人から電話がかかってきたり、メールが届いたりして……。もう、体に震えがきました。どうか、嘘であってほしい。二度と薬なんてやらないと思っていました。でも、これが現実なんですね……」
泣きださんばかりの表情でそう語るのは、槇原敬之容疑者(50)の父・博之さん(79)だ。
2月13日、槇原容疑者が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。’18年4月に東京港区のマンションで、覚せい剤が含まれた粉末を所持していた疑い。さらに、危険ドラッグを所持していた疑いもあるという。
’99年にも同様に、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されていた槇原容疑者。その際、彼は直筆のコメントでファンや関係者にこう謝罪していた。
《今後は、絶対にこの様な事を起こさないことを、堅くお約束いたします》
しかし、それから21年。再び逮捕されてしまったのだ。博之さんは現在、79歳。5年前には大腸がんを患ったという。それだけに、逮捕の一報はことさらこたえただろう。
「僕も、もう年です。手術をして、人工肛門にもなりました。腸も飛び出してしまっています。息子は心配して、何度も見舞いに来てくれました。今でも頻繁にテレビ電話をかけてきてくれてね。会えなくても、顔を見せてくれていたんです」
実は最近も、槇原容疑者は両親と会っていた。逮捕6日前の2月7日、京都・伏見稲荷にいっしょにお参りへ行ったという。