「ミヌは、綾瀬さんのことで、日本のマスコミが自分の周囲を取材していることを半年ほど前から感じていたようです。『報道されるほどのことはないのに……』と、こぼしていました。綾瀬さんが嫌な思いをしてしまうのではないかと心配もしていたようです」
その心配が現実となってしまったわけだ。前出の友人男性が、報道後のミヌの憔悴した様子を詳述する。
「日韓関係が悪化していることもあってか、2人の報道がネットに出たときに、《綾瀬には日本人と付き合ってほしかった》といった、ミヌさんが韓国人だということを理由に否定するようなコメントがかなりの数、書き込まれていたでしょう? 彼はそのことにとてもショックを受けていました」
もともと、ミヌは「僕の第二の故郷」と話すほどの日本好き。
「『日本と韓国が仲よくなればいいのに……』と言っていましたよ」
さらに、同じ理由から綾瀬のことを気にかけていた。
「日本の国民的女優である綾瀬さんの仕事や世間からの目に影響があるんじゃないか、ということをしきりに気にしていましたね」
友人男性は、最後に真剣な口調でこう嘆いた。
「話しているときに、ミヌさんがポツリと『温かく見守ってほしかった』と言ったんです。その真意は正直なところ、わかりません。ただ話しぶりから考えるに、今回の報道がなければ2人は“国を超えた友人”からさらにいい関係に発展していく可能性があったのではないか、と私は思っています。
少なくとも、彼は友達以上恋人未満のように思っていたのでは。ありえたかもしれない“2人の未来”が、報道や一部の世間の反応で潰されてしまったのではないかと、ミヌさんの友人の一人として悔しく思っています……」
「女性自身」2020年7月21日号 掲載