TOKIOの城島茂(49)、国分太一(45)、松岡昌宏(43)の3名が来年4月1日よりジャニーズグループ関連会社として「株式会社TOKIO」を設立、長瀬智也(41)は退所することが明らかになった。7月22日、公式HP「Johnny’s net」で発表された。
ジャニーズ事務所はHPで長瀬について「他事務所に属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていくことになりました」と報告。株式会社TOKIOは城島が社長を務め、国分と松岡は副社長として経営に携わるという。
長瀬は「5つの楽器の音となんて事のない言葉だけで心を動かすバンドの素晴らしさをジャニーさんが教えてくれました。そしてTOKIOを育ててくれたプロデューサーにも敬意を感じてます」とコメント。メンバーや関係者、スタッフらへの感謝とともに「彼らが教えてくれた全てのことを大切に、来年の3月をもって芸能界から次の場所へ向かいたいと思います」「これからもTOKIOは存続します。皆様の変わらぬ応援を勝手ながらよろしくお願いします」と呼びかけている。
城島、国分、松岡の3人も長瀬の退所について「彼の生き方、考え方を納得した上で、気持ち良く、彼を次の道に送り出す方向で話がまとまりました」とコメント。そして株式会社TOKIOについて「弊社内ではありますが、自分達で新たな会社を設立し、今まで以上に活動拠点を広げ、1人1人がプロとして、プレイヤーとして、そして新たなTOKIOとして、新しい一歩を踏み出す事に決めました」として、こう意気込んでいる。
「我々TOKIOはBANDから会社へ、自分達らしく、そしてこのTOKIOという名前に、恥じる事ないよう頑張っていきます!!」
94年9月に「LOVE YOU ONLY」でデビューしたTOKIOは、これまで53枚のシングルと12枚のアルバムをリリース。紅白歌合戦にはデビュー年から参加し、24年連続で出場してきた。
また看板番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)では、名物企画「DASH村」などが大評判に。番組で福島県との縁が生まれたTOKIOは15年、同県産の農産物の魅力をアピールするCMに登場したが、“出演料0円”だったことが大きな反響を呼んだ。「DASH海岸」企画では17年と19年に2度、幻のサメ「ラブカ」を発見するという偉業も達成している。
いっぽうで元メンバーの山口達也(48)が18年4月に書類送検。契約解除の処分を受けたことを受け、バンドとしての活動は滞っていた。
デビューから約26年で新たな道を選んだTOKIO。その歩みに注目が集まりそうだ。