俳優の三浦春馬さん(享年30)が亡くなって以降、沈黙を貫いている佐藤健(31)。かねてより交流があっただけに、ファンからは心配の声が上がっている。
2人は人気ドラマ「ブラッディ・マンデイ」(TBS系)シリーズで共演。08年のイベント「Act Againds AIDS」ではCHAGE and ASKA「YAH YAH YAH!」をデュエットで熱唱し、10年と11月には二人旅の様子を収めたDVD「HT」をリリース。同じ事務所に所属する同士でもあり、仲睦まじい様子がメディアを通して伝えられてきた。
近年は共演の機会が少なくなったとはいえ、その仲は変わらなかったようだ。18年11月、livedoor newsのインタビューに登場した佐藤は三浦さんについて「春馬はミュージカルが本当に向いているんだなと感じるし、僕はそこでは絶対に勝てないと思います」「違うジャンルでトップレベルにいる仲間がいるというのは、すごくいいことですよね」と語っている。
さらに昨年11月、2人の参加したイベント「ハンサムライブ」のビジュアル撮影の様子がYouTubeにアップされた。そこには2人が親しげに会話をする姿だけでなく、最後に佐藤が「春馬、また!」と声をかけるシーンも収められていた。
そんな2人は、本誌11年1月4・11日合併号で対談を行っていた。当時の佐藤は21歳で、三浦さんは20歳。渋谷へ買い物に行ったのがキッカケで仲良くなった2人は、1週間に何度も会っていると告白。夏休みを利用してニューヨークや海に行ったり、三浦さんが20歳になったばかりということもあり“飲みにケーション”を楽しんでいるとも話していた。
三浦さんは対談で「僕にとって健は“カッコイイ存在”。健さんの“モテオーラ”にはかないません!」とコメント。すると佐藤はこう返していた。
「春馬はちょっと目を離すといなくなってて、20メートルほど先を歩いてる。変わってるけど憎めない、マイペースな自由人。なにより、春馬の笑顔が好きですね!」
続けて佐藤が「同じ事務所だし。いちばん仕事の話もできる相手。将来的に2人で事務所を支えていけたらいいなって思ってる」と伝えると、三浦さんは「僕も同感」「僕らのドラマを見た人に楽しんで元気になってもらいたいね!」と応えた。
そして佐藤が「また一緒に旅行もしたい」と話すと、三浦さんはこう提案していた。
「じゃあ10年後くらいに夫婦でWデート旅しよう!」
佐藤も「いいね!」と返答。親友同士、最後まで笑顔のたえない対談だった。
しかし、その対談から10年を目前に、三浦さんの訃報が伝えられた。佐藤はいま、何を思うだろうか――。