「杏さんは、すべてを弁護士に任せていました。一方、“離婚をしたくない”という思いがあった東出さんは弁護士を雇わず、なんとか関係を修復しようと尽力していたようです。しかし、杏さんの意思は固かった。弁護士から財産分与の話まで切り出されたことで、東出さんはうなだれてしまったそうです」(前出・芸能関係者)
そうして、杏の“決心”から5カ月ほどがたって成立した離婚。ここまで先延ばしになったのには、東出がなかなか弁護士を雇わなかったことや、コロナ禍で協議が進まなかったことも大きいが、もう一つ理由があるという。
それは杏なりの夫への“最後の情け”だった、とは前出の知人。
「杏さんは離婚届を出すのを、東出さんが出演する『コンフィデンスマンJP』の新作映画が公開されるまで待っていました。杏さんとしては、夫、父親としては失格だけど、俳優としての東出さんは応援するという気持ちがあるのかもしれません。
加えて、公開前に離婚が公になってしまうと、宣伝活動だけでなく、共演者はじめ映画に携わったすべての人に迷惑をかけてしまう。同じ役者としてそれだけは避けたかったそうです」(前出・知人)
杏の配慮のおかげで、俳優業が首の皮一枚でつながった東出。私生活の絶望をよそに、精力的に映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の宣伝をこなした。