堺雅人(46)主演のTBS日曜劇場『半沢直樹』。各メディアによると8月23日放送の第6話は、視聴率24.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したという。
初回から20%台を維持し、絶好調をキープ。そんななか、ドラマ内に散りばめられた“小ネタ”にも注目が集まっているようだ。
半沢は「帝国航空」の経営再建を巡って、政府が要求する500億円の債権放棄を拒否しようと奮闘。自ら現場を観察し、赤字路線の廃止や経費削減を盛り込んだ再建案を作成した。
しかし再建案は、「帝国航空」の社内でも苦戦することに。約1万人もの余剰人員を整理する必要から、半沢は入江甚儀(27)演じる部下・田島春と奔走。そんななか半沢がオフィスに戻ると、田島が技術系社員350名を受け入れてもらえるという朗報を受けていた。
受け入れ企業の候補がリストアップされたホワイトボードには「トキワ自動車」や「カザマ商事」、「帝国重工」といった企業名がズラリ。技術系社員350名を受け入れたのは「帝国重工」だった。
「いずれも原作者・池井戸潤氏の別作品に登場する企業です。『帝国重工』は、15年放送の『下町ロケット』(TBS系)に登場。『トキワ自動車』『カザマ商事』は、19年放送の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。また入江さんは『ノーサイド・ゲーム』で、『トキワ自動車』の研究員も演じていました。
これらのドラマを手がけたのは、福澤克雄氏。TBS日曜劇場の枠を制作するにあたり、働く人々を励ますことに念頭を置いているそうです。『特に日本を支えている製造業の人たちに見てもらいたい』とも語っていました。そういった思いが反映されているのでしょう」(テレビ局関係者)
他にもドラマ内で半沢が使用したICレコーダーは、19年2月公開の映画『七つの会議』に登場する企業「ゼノックス」の製品。ちなみに同映画には北大路欣也(77)や香川照之(54)、片岡愛之助(48)、及川光博(50)など、“お馴染み”の役者が出演していた。
Twitterでは、こうした発見に歓喜する声が広がっている。
《めちゃくちゃ嬉しかったです!!!!!!!!! こういう世界観のリンクした小ネタ大好きです本当にありがとうございます》
《今日の半沢直樹、めっちゃ池井戸ユニバースやん!》
《今回の半沢直樹はクロスオーバーしまくってたな。 池井戸原作ドラマファンの俺、歓喜》