伊勢谷容疑者と17年にわたる交流があるファッション関係者A氏によれば、容疑者の言葉で非常に印象に残っているものがあるという。
「いつも自信にあふれているように見える男です。しかしときどきこんな言葉を漏らしていました。『俺は主役にはなれない男だから』と……」
兄・寛斎さんに憧れて、芸術の世界を志したという伊勢谷容疑者。もしかしたら彼は“世界で活躍する偉大な兄のようにはなれない”という劣等感を抱いていたのだろうか。
前出の異母兄・山本斎彦氏は、きょうだいたちの不幸についてこう語った。
「兄・寛斎が病いに倒れたのは、彼にはどうにもならない“運命”のためでした。しかし伊勢谷の場合はいわば自業自得です。自分でわざわざ不幸になる道を選んだのですから、愚かすぎます」
天国の寛斎さんも、見守ってきた弟の“自滅”を嘆いていることだろう。
「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載