第8話撮影現場での堺。 画像を見る

「クランクアップは最終回のわずか3日前の24日の夜。東京都内のスタジオと成田空港のロケですべて撮り切りました。昨今の連ドラではめずらしい“撮って出し”状態でした」(TBS関係者)

 

9月27日に最終回が放送された国民的ドラマ『半沢直樹』(TBS系)。

 

「収録期間はコロナ禍で撮影が休止された時期も含めると7カ月間に及ぶ“空前の大作”でした」(前出・TBS関係者)

 

主演の堺雅人(46)もクランクアップの瞬間は感無量だった。

 

「『このシーンを持ちまして主演の堺雅人さん、オールアップです』という声が上がると、堺さんは相好を崩してガッツポーズをし、満面の笑みで花束を受け取っていました」(ドラマ関係者)

 

その後、“ジャイさん”こと福澤克雄監督と肩を組んで健闘をたたえ合った堺は、こう挨拶した。

 

「もう感謝しかないです。本当に感謝と尊敬。みなさん、本当に暑いなか、最初は寒かったし……。暑いなか、寝ずに頑張ったり。毎日毎日がこんな大変ななか、よくやってくださったなと思います。おかげでとっても楽しい7カ月でした。なんか終わるの嫌だなあって感じです。本当にありがとうございました」

 

語り終えるや、現場には大きな拍手が湧き起こった。

 

「本当に大変な撮影だったんで、本来なら出演者もスタッフもみんな盛大に打ち上げをやりたかったんでしょうけど、まだコロナ禍の最中ですからね……。

 

番組放送中に、新国立劇場で、南野陽子さんや尾上松也さんが出演する『半沢直樹』の朗読劇もおこなったのですが、感染防止対策のため制作側から“打ち上げNG”の要請があったのです。当面、局公認の打ち上げはできない状態です」(前出・ドラマ関係者)

 

クランクアップの挨拶では、堺は撮影を“楽しかった”と振り返っていたが――。

 

「正直、撮影中の堺さんのプレッシャーは半端なものではなかったと思います。局の期待が非常に大きかったので、失敗は許されない緊張感が常にありました。あの長丁場で、どのシーンでも堺さんは完璧にセリフを頭に入れ、NGもほとんどなし。共演者が間違えてもしっかりフォローしていました」(前出・ドラマ関係者)

 

「女性自身」2020年10月13日号 掲載

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