《まつもと泉先生がお亡くなりになっていたとはショックです。ご病気が悪化していた事も知らなかった。『きまぐれオレンジロード』という素晴らしい作品を生み出してくださった事に改めて感謝すると共に、心からご冥福をお祈り致します》
Twitterでそう冥福を祈ったのは、彼の代表作『きまぐれオレンジ☆ロード』で主人公・春日恭介を演じた声優の古谷徹(67)だ。
13日、漫画家・まつもと泉さんが今月6日に入院療養先の病院で亡くなっていたことが自身の公式サイトで発表された。61歳だった。
《近年のまつもと泉は脳脊髄液減少症による不定愁訴に苦しみながらも仕事復帰への意欲に燃えて闘病を続けてまいりましたが、数年前に手術をした心臓にも不安を抱えており、残念ながら身体が保たなかったようです》(公式サイトより)
葬儀はすでに近親者のみで執り行ったという。まつもとさんの急逝に、シリーズ累計2千万部を突破した『きまぐれオレンジ☆ロード』のファンからは追悼の声が相次いでいる。
《『きまぐれオレンジ☆ロード』は私の青春でした。本当に悲しい。また読み返します》
《『きまぐれオレンジ☆ロード』のキャラクター、鮎川まどかちゃんに恋をしていた若い頃を思い出します。素晴らしい作品をありがとうございました。》
《鮎川まどか。我々の世代、恐らくジャンプ史上最高のヒロイン》
漫画誌編集者はこう語る。
「ファンの方々が特にヒロイン・鮎川まどかへの思い入れが強いのは、87年のアニメ化で鮎川さんの声を演じた鶴ひろみさんが3年前、車の運転中に大動脈解離のため急逝したことが大きい。その時も“まどかロス”が起こりました。まつもと先生が長らく闘病生活を送っていたことは、ファンの間では知るところですが、まさかこんなに早く亡くなってしまうなんて…。ファンの方々の落ち込みは相当なものです」
《まつもと泉先生が逝去。かなしい。初恋の人は鮎川まどかでした》
まつもと泉さんの名キャラクター「鮎川まどか」は永遠に、ファンの心に残るだろう。