「初めての新国立競技場でのコンサートですからスタッフも手探り状態です」(音楽関係者)
コロナ禍で5月から延期となっていた新国立競技場での『アラフェス』を無観客で事前収録し、11月3日にオンライン配信することになった嵐。メンバーはもちろん、スタッフらも万全を期すべく準備を進めているというが……。
「会場でのリハーサルもほとんどできませんし、どの程度の音漏れがするのかも予測がつかない。SNSの普及もあり、収録日にファンが会場周辺に集まってしまう可能性も高く、仮に多くのファンが殺到したら住宅街でもあるだけにパニックになる危険性があります」(前出・音楽関係者)
その対策として、異例の規模で警備を整えている、と続ける。
「会場周辺には準備期間から収録本番までで、延べ数千~1万人規模の警備態勢を敷くそうです」(前出・音楽関係者)
また、今回のアラフェスには、ジャニーズJr.が参加予定だが、これにファンからは不満の声も上がった。
「一部のファンが『嵐5人だけでやってほしい』とSNSで漏らしていました」(嵐のファン)
そんななか、動いたのが櫻井翔(38)だ。10月15日に有料ブログを更新し、Jr.が参加することについて、《一人でも多くの後輩に、【いまの嵐のステージ】を記憶しておいてもらいたいと強く願っています》とつづったのだ。
「その言葉で、不満の空気は一変しましたね。彼らの後輩への思いを感じ、多くのファンが納得したように思います」(前出・嵐のファン)
別の音楽関係者によると、相葉雅紀(37)も、リハーサル中にJr.に積極的に声を掛けて、場を和ませているという。
嵐の5人、バックアップするJr.、大勢のスタッフ全員が一丸となって“特別”なアラフェスを成功させようと奮闘しているのだ。
「アラフェスでのファンに向けた最後のあいさつの締めは大野智さん(39)に、ということで話がまとまっているそうです。ほかの4人の総意で『大トリはやっぱりリーダーで決まりでしょ!』となったみたいです」(前出・音楽関係者)
櫻井は、ファンに向けて、前出のブログでこう熱く呼びかけた。
《新しい国立競技場の客席。その一席、一席にあなたがいることを想像して。その一席、一席であなたが見守っていることを想像して》
画面越しであっても、嵐が心と体から発するエネルギーはみんなに“至高の感動”を与えてくれるはずだ。
「女性自身」2020年11月3日号 掲載