「『首相動静』によれば、10月14日・15日と、2日連続で新原浩朗氏は菅義偉首相と対面しています。実は新原氏の名前が『首相動静』に記載されるのは、ほぼ50日ぶりのことで、菅政権が発足してから初めてのことなのです」
そう語るのは、全国紙の政治部記者。
女優・菊池桃子(52)が経済産業省の経済産業政策局長・新原浩朗氏(61)との結婚を発表してから、もうすぐ1年。だが2人にとって、この1年間の日々は実に目まぐるしいものだっただろう。
「菊池は現在、NHK連続テレビ小説『エール』で主人公の母・古山まさ役を演じています。『エール』はコロナ禍により、一時期は収録中断を余儀なくされました。また今年6月には、アイドル時代から30年間所属した事務所からの独立を発表して話題を集めました」(芸能関係者)
“将来の事務次官候補”とも報じられていた新原氏は、日本経済の回復策を模索し、多忙な日々を過ごすことになった。政治ジャーナリストの有馬晴海さんは次のように語る。
「安倍政権では、経済産業省出身の今井尚哉首相補佐官のグループが政権の中枢で活躍していました。新原氏もそのグループの一員で、多いときには週に何度も官邸で安倍首相に面会していました。しかし9月16日に安倍首相が辞任すると、彼らは政権中枢から遠のくことになったのです」
前述のように「首相動静」からも新原氏の名前は消えていた。また“経産官邸官僚の末路”“経産官僚に冬の予感”といった見出しの記事も目立つようになったのだ。