そして、来るべきときに備えてNHKでは水面下でラブコールを送っているという。
「東京五輪の開会式当日に、なんとか嵐のメンバー5人がそろうことはできないか調整が進められているそうです」(NHK関係者)
五輪延期決定後から一夜かぎりの“復活”に向け、NHKが熱心に交渉しているようだ。
「嵐としては悩んだ末に決めた活動休止だけに、グループの活動延長という考えはありませんでした。しかしながら、当初からメンバーたちも『ナビゲーターは最後までやり遂げたい』と話していたため、どのような形で関われるかを模索し続けていました」
昨年、松本はナビゲーターへの熱意をこう語っていた。
《日本でオリンピック・パラリンピックが行われるんだと非常にワクワクしています。このワクワクを1年引っ張って、徐々に徐々に大きくしていく。そんな1年になればいいなと思っています》(『ステラ』’19年8月30日号)
しかし、ここで気になるのがリーダーの大野だ。「自由な生活がしてみたい」という発言が、活動休止の発端ともなった大野は再集結に対して何を思うのだろうか。
「開会式当日以外は、大野さんはナビゲーターとして登場する予定はなく、休止以前に出演していた番組の映像などをそのまま使用する予定のようです。また、スタジオに大野さん以外の4人がそろうと大野さんの不在が際立ってしまうため、MC経験の多い櫻井さんや相葉さんを中心に回していくことになるでしょう。大野さんもそうした気遣いにはとても感謝しているそうです。
まだ結論は出ていませんが、“オリンピックを盛り上げたい”というメンバーの思いは変わっていません。あくまで“一夜かぎり”ということで局は期待しています」(前出・NHK関係者)
そして5人の再集結だけでなく、“ファン感涙”の演出プランもNHKは熱烈にオファーしているという。
「局としては、今年の開会式で行う予定だった演出をそのまま行いたいと考えています。当日だけの特別演出としてさまざまなオリンピック関連コーナーを各メンバーに担当してもらうことを考えているそうです。
最大の見せ場として、米津玄師さん(29)が作詞・作曲を務めたNHK2020ソング『カイト』をメンバー5人で歌唱する場面も準備しているといいます。昨年の『紅白歌合戦』で初披露され、嵐のスペシャルナビゲーターを象徴する曲です。メンバー全員での歌唱が実現すれば、ファンにとってこれほどうれしいことはないでしょう」(前出・NHK関係者)
これまでずっと「5人で嵐」と公言し続けてきた嵐。最高の“晴れ舞台”で5人がふたたびそろう日を見たいものだが――。
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載