鬼滅コスプレ芸能人 叩かれても低クオリティが続出する理由
画像を見る 最終巻発売で書店には行列が……(写真:アフロ)

芸能人のコスプレを見ていて感じるのが、「結局自分押しかよ」という印象です。

 

竹を咥えた自分可愛いでしょ? 剣を持った自分かっこいいでしょ? が勝りすぎて、作品への愛や再現性の高さを見ることができない人も多いもの……。

 

しかしこのブームに全力で便乗する軽やかな姿勢こそ、タレントにとって実はなくてはならない姿勢かもと思えてきます。

 

なぜならコスプレ姿を披露してにわかと批判されたとしても、話題の大きさという成果を獲得できる。そのため、ネガティブな声も結局は自身のプラスに繋がるのです。

 

絵を書き、コスプレ姿を披露し、そして作品に対してもっともらしい語りをしてみる。それがたとえ薄っぺらく、クオリティが低くても、怒られたとしても、自分の価値はよっぽどのことがない限り下がることはありません。

 

普通の人ならブームに対して何かしらのアウトプットを考えたとき、おそらく「にわかだと思われないか」「ファンに怒られないか」「きちんとしたものを出さなければ」といった守りの視点を持つもの。なるべく完璧な準備をして望みたいと思うことでしょう。

 

しかし芸能人のこの“にわかだろうがなんだろうが、適切な時に何でもいいから今できるアウトプットをする”という軽やかさは、かなり勇気のいることなのではないでしょうか。

 

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恋愛ジャーナリスト・コラムニスト・イラストレーター

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