06年から放送され、高い人気を誇るアニメ『銀魂』。8日に発表された、その完結編にあたる劇場版『銀魂 THE FINAL』(21年1月8日公開)の入場者特典がアニメファンをざわつかせている。
アニメの公式アカウントはTwitterで、【掟破りの入場者】プレゼントと題し、《週ごとに変わる豪華入場者プレゼント。公開第一週の特典が原作者・空知英秋先生描きおろし! 炭治郎&柱イラストカード》と特典内容を発表。なんと、劇場版も大ヒット中の漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎とその仲間たちのイラストカードを『銀魂』の入場者特典にしてしまうというのだ。
さらに告知ツイートは「全集中で続報をまて」と締めくくられており、『鬼滅』に徹底的に“乗っかって”いた。これまで作中でたくさんのアニメや漫画へのオマージュをささげてきた『銀魂』。それだけにSNS上では、そんな“遊び心”を楽しむコメントが相次いだ。
《映画銀魂の入場者プレゼントが炭治郎&柱イラストカード???? なんだいつもの銀魂か(錯乱)》
《特典、もう何が何だか(笑) 銀魂、さすがだ…》
《やるとは思ってたが思った以上にやってた》
さらには、『銀魂』も人気キャラクターである桂小太郎の“桂”が、”柱”と似ていることからこんな予想も。
《本当に柱達だよな? 桂じゃないよな?》
《空知先生の描く炭治郎と柱のイラスト楽しみなんだけど銀魂のことだから柱じゃない桂だ! の可能性がゼロと言い切れないので柱が桂かもしれない運転で映画行こうと思う》
ともに『週刊少年ジャンプ』で連載されていた人気漫画の『銀魂』と『鬼滅の刃』。とはいえ、他作品の書下ろしカードを劇場特典として配布するのは前代未聞のこと。
それでも『銀魂』が“掟破り”を許された背景には、『鬼滅の刃』原作者との“強い絆”があった。
「『銀魂』と『鬼滅の刃』の連載期間が被っていたのは、16年から18年までのわずか2年ほど。実は『鬼滅』原作者の吾峠呼世晴先生は、漫画家になる前から『銀魂』の大ファンなんです。18年に銀魂が最終回を迎えた際のジャンプの巻末コメントで、吾峠先生は『空知先生お疲れ様でした。ジャンプに漫画を送るきっかけは銀魂でした。感謝』と寄せていました。憧れである『銀魂』から“オマージュ”されるということもあって、吾峠先生も快くOKを出したのだと思います」(出版関係者)
“鬼滅パワー”に便乗した坂田銀時が“300億の男”になる日も近いかも!?