小栗旬 大河に日曜劇場も!不惑目前で主演の起用が続く理由
画像を見る 円熟味が増しているという小栗と妻の山田優。

’98年の連続ドラマ『GTO』(関西テレビ)で、初のレギュラー出演を果たした小栗。徐々に俳優として頭角を現し、’05年の『花より男子』(TBS系)で演じた花沢類役で一気にブレークした。

 

以来、オファーは絶えないが、駈け出しのころは苦労も重ねてきたという。

 

「幼い頃から役者を目指していた小栗さんは、高校退学を決意して1人暮らしを始めたといいます。『花男』では女子から人気のある、王子様キャラを演じました。ですが小栗さんは、そのイメージから逸脱したがっていたのです。いっそう演技力を高めるため、様々なジャンルの作品に挑みました」(テレビ局関係者)

 

人気が増すいっぽう、重なるスケジュールに苛立ちを感じることもあったという。

 

「20代半ばの頃は、目の前の仕事に向けて全力疾走という感じでした。ただ撮影スケジュールが重なると、思い通りに進まないジレンマも感じていたようです。ときには映画のクランクイン前なのに脚本が仕上がっておらず、いったん辞退を申し出たことも。ですが小栗さんは自分の気持ちに正直な人。面白いと感じた作品には、労力を惜しみません。『TAJOMARU』では“役者人生が終わってもいい”と思えるほどの没頭ぶりを、振り返っていました」(映画関係者)

 

多くの経験を重ねたからこそ、現在はフラットな心構えで撮影に挑んでいるという小栗。その姿勢は不惑を迎えるにあたって、円熟味を増しているようだ。

 

「小栗さんは理想に固執しない俳優。状況に合わせて役作りを変えるなど、これまでも数々の撮影現場で柔軟さを見せていました。『罪の声』では新聞記者・阿久津の人間像を掘り下げることに、重点を置いていました。『人間失格』のように10キロ以上減量したこともありましたが、今回はあえて等身大で演じたそうです。そうした選択は功を奏し、高い評価を得ています。

 

小栗さんは40代を迎えるにあたって、“世界に通じる役者”を目標にしているといいます。いまはコロナ禍でエンタメ業界が苦境に立たされていますが、後輩たちのためにも『自分が道を作る!』と環境づくりにも意欲的です」(芸能関係者)

 

大河の主演を演じるにあたって、「僕にとって俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦であり、恐れさえ覚える覚悟の要る仕事です」とコメントを寄せている小栗。

 

不惑に向けて、さらなる飛躍を見せてくれるだろうーー。

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