「恋」「アイデア」など多数のヒット曲を持つ歌手であり、公開中の映画『罪の声』では小栗旬(37)とW主演を務める俳優としても活躍する星野源(39)。今、そんな星野を巡ってある論争が起こっているという。
発端は、9日に放送された情報ワイドショー番組『グッとラック!』(TBS系)内の「婚活女性が定義する『普通の男性』に物議」と題された特集。出演した恋愛コンサルタント・鈴木リュウ氏は、自身の経験をもとに婚活女性からは“普通の男性”が求められていると解説。
鈴木氏によると、婚活女子が求める“普通の男性”の定義は次の通り。身体面では、身長165cm以上で体重は60~80kg。仕事面については、都内では“500万円以上稼ぐことができる仕事”、地方であれば“銀行など大手企業や公務員”だという。
そして、最も注目を集めた定義が男性の容姿について。鈴木氏は代表例として星野の名前を挙げたうえで、こう語った。
「星野源さんのような見た目で十分ですと、星野源のような見た目でいいですという風におっしゃる方がとても多いです」
これらの定義にはSNS上を中心に多くの反響があがった。
《普通にゲタ履かせてもらった男はこれぐらいでは?? 星野源は別にイケメンではないし、165センチ以上で良いってめちゃくちゃ優しさに満ちてない??》
《普通の男性が星野源って見た目だけで言ったらってことでしょ。納得でしかないけど》
このように納得する人もいるいっぽうで、俳優、歌手として大成功を収めている星野を“普通の男性”とする定義に抗議する声が。論争の様相を呈している。
《星野源ハードル高すぎ無理》
《そもそも星野源が基準とかおかしいやん そんな上の上の人を基準にされても どうしようないやんけ》
また、星野が“普通”とされる原因について、代表作『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で演じた津崎平匡の影響を指摘する声も。
《たぶん逃げ恥の平匡さんの普通の男性イメージが強すぎるがゆえだと思うわ。》
《巷の人々にとっての彼のイメージ=逃げ恥の平匡さん役柄なんでしょうね》
『逃げ恥』、『MIU404』(TBS系)や映画『罪の声』でも脚本を務めた野木亜紀子氏は、同作のインタビューで星野の“普通さ”についてこう語っていた。
「普通に生きている人を演じるのがうまいなと思いました。実際の本人はポップスターなわけで、大きなステージで『星野源でーす!』と言ってる人なんだけど、どう見ても素朴に地道に生きているテーラー(紳士服の仕立て屋)に見えた」(11月7日『マイナビニュース』)
高い演技力によって、表現されている星野の“普通さ”。一般男性にも星野源を求めるのは酷なことなのかも!?