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「自分の嵐の活動を終えたい。自由な生活を一回したい」

 

’19年1月27日の会見で、リーダーの大野智は、そうメンバーに相談していたことを明かした。同日に発表された「嵐の活動休止宣言」に、国民は驚きを隠せなかった。そして、ついに“時”は目前まで迫ってしまったーー。

 

「21年という期間にわたって、“ファンファースト”を貫いてくれた彼らに、拍手しかありません。でも、『VS嵐』(嵐がMCを務めるバラエティー番組、フジテレビ系)での5人の和気あいあいとした雰囲気が見られなくなるのは、かなりショックですね……」

 

そう語るのは、デビュー当時から嵐ファンである50代主婦Aさん。一日の始まりは、嵐の曲を聴くことからだとか。

 

「思い出の1曲? 1つにしぼるのは本当に難しいです……でも、1つだけ選ぶとしたら『A・RA・SHI』(’99年)ですね。やっぱり、私と嵐の“出会いの曲”なので……」

 

今回本誌は、嵐ファンの40~50代女性100人に、これまでリリースされたシングル曲のなかで、「心に残る1曲」をアンケート調査。

 

嵐が世に送り出した曲の数々は、ときに人生の岐路における“後押し”となり、ファンに勇気を与えていたことがアンケートで明らかになったーー。

 

【Q1】あなたを幸せな気分にさせてくれる1曲は?

1位『Happiness』:25票
2位『Love So Sweet』:12票
3位『One Love』:11票

 

【Q2】あなたがいちばん聴いた、「思い出のシングル曲」は?

1位『A・RA・SHI』:19票
2位『Happiness』:18票
3位『Love So Sweet』:12票

 

■『花男』主題歌の2曲は、嵐を代表する“愛の曲”

 

松本潤が主演を務めた『花より男子』(TBS系)シリーズは、社会現象にもなった。ドラマ『花より男子2(リターンズ)』(’07年)の主題歌である『Love So Sweet』(’07年)と、映画『花より男子ファイナル』(’08年)は、根強い人気を誇るラブソングだ。

 

「ドラマも大好きだったから、『Love So Sweet』はいまでもカラオケで歌う1曲。好きな人といっしょにいると、歌詞がよけいに心に響きます」

 

「いまでは結婚ソングの定番となっている『One Love』。当時結婚に悩んでいた私ですが、今の夫が歌ってくれたのを聴いて結婚を決めました」

 

■伝説の始まり『A・RA・SHI』を紅白でもう一度……

 

「思い出のシングル曲」として1位に輝いたのは、やはりデビュー曲の『A・RA・SHI』。キャッチーなサビと、初々しくもパワフルなパフォーマンスは、当時のお茶の間に鮮烈な印象を残した。

 

「元気いっぱいな姿を見せてくれる嵐がいちばん好き。『A・RA・SHI』を聴くと、そのころの自分に戻れる感じがする」

 

嵐は今年、大みそかの20時から、生配信でライブを開催することが発表されている。活動休止前最後となる紅白歌合戦にはどのような形で出演するのか注目が集まっているが、ファン100人のリクエストが最も多かった曲も『A・RA・SHI』だ。

 

「デビュー時のように思いっきり踊って歌う姿を見せてほしい!」

 

ファンに勇気を与えてきた嵐の活動もいったんお休み。来年には“嵐ロス”がやってくることは必至だろう。5人そろった姿が恋しくなったとき、あなたが聴きたい「思い出の1曲」は何ですか?

 

「女性自身」2020年12月29日号 掲載

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