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「中林さんが出演した映画『奥様は、取り扱い注意』の公開が決まりました。新型コロナの影響で延期となっていましたが、’21年3月の封切りが決定したんです。正直、中林さんはまだ、結子さんを失った傷が癒えていません。ですが、公開が決まったことを前へ踏み出すきっかけの一つと考えているようです」(中林の知人)

 

竹内結子さん(享年40)の急逝から3カ月。夫・中林大樹(35)は一歩ずつ前へ歩み始めたようだ。

 

「中林さんは10月に竹内さんの個人事務所の代表取締役に就任したんです。過去の出演作の著作権や、所有していた不動産管理などを引き継ぐことになります。これまで取締役は竹内さんと彼女のお父さんが務めてきました。これからは中林さんが社長として高齢のお父さんのサポートをするようです」(前出の知人)

 

竹内さんの実父は彼女にとって愛憎入り混じる存在だったようだ。

 

「お父さんは手厳しく、竹内さんを殴ることもあったとか。さらに彼女のお母さんが病気で亡くなった翌年に、3人の連れ子がいる女性と再婚しています。当時、思春期だった竹内さんは複雑な気持ちだったそうです」(前出の知人)

 

そんな実父を竹内さんは13年前に個人事務所の取締役にした。「悩んだ末、家族のバランスをとるための決断だったのでしょう。中林さんも結子さんの遺志を継いで、お父さんを支えることを選んだといいます」(前出の知人)

 

竹内結子さん夫が個人事務所社長に!義父も面倒見ると決意
画像を見る 今も左手薬指に指輪をつけて歩く夫の中林。

 

義父の面倒も看ると決めた中林だが、彼には中学3年生と、まもなく1歳になる2人の息子もいる。

 

「中林さんは『僕が育て上げることが、結子がいちばん喜ぶこと』と息子さん2人を全力で支えています。ただ、彼の実家は奈良県ですから、家を留守にせざるをえないときには、結子さんのお姉さんがサポートを務めるようにしていると聞いています」(前出の知人)

 

12月上旬、中林は2人の息子を連れて都内のタワーマンションに転居したと報じられた。竹内さんとの思い出の詰まった家を離れ、家族は新たな生活を始めるという。

 

「竹内さんはカラオケが好きで、旦那さんと一緒に、友人も連れて歌いに行くことがありました。実は中林さんは歌がとても上手で、特に秦基博さんの『ひまわりの約束』が十八番。結子さんは彼が歌い上げる姿を動画に撮っていて、寝る前にほほ笑みを浮かべながら眺めていたそうです。

 

周りの人たちは皆、中林さんがまた仲間と笑顔で歌える日が来ることを、心から願っています。家族3人、新年を新居で迎えることで、中林さんの気持ちにも、きっといい変化が生まれることを信じています」(夫妻の知人)

 

再出発に向けて、少しずつ動きだした中林と子供たち。天国の竹内さんもひまわりのような笑顔で見守っていることだろうーー。

 

「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載

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