確かに家族で住んでいた品川区内にある“5億円豪邸”は、貴乃花氏の名義のまま。弁護士法人「天音総合法律事務所」代表弁護士の正木絢生さんはこう語る。
「現金で分与をしているケースもありますので、不動産の動きがなくても、一概に“財産分与が完了していない”とは言い難い面もあります」
ジャッキーは美容業や映画製作に携わる会社を経営しているが、“玉の輿”とは、ほど遠そうだ。
「’20年2月期の決算では、売り上げは2億円以上ですが、3千万円の赤字となっていました。その後、コロナ禍に見舞われていますから、さらに収入は落ち込んでいるでしょう」(経済誌記者)
では景子さんが再婚を決意したという“決め手”は何だったのだろうか?
「映画製作の現場では、いろいろな意見が噴出します。しかしジャッキーが怒っている姿を見たことがありません。自分と反対の意見でも静かに聞いてから、自分の意見を説明したり、穏やかに諭したりしていました」(映画関係者)
角界関係者によれば、貴乃花氏はふだんは穏やかだが、怒り始めると止まらず、一度敵だとみなした相手は絶対に許さないという意固地な面もあったという。景子さんにとって年上のジャッキーは、そんな年下の元夫とは“真逆の男性”に見えたのだろうか。
本誌はジャッキーを’19年1月にインタビューしている。彼は映画製作では、俳優を輝かせることを役目と感じているそうで、ある女優にはこう語ったという。
「あなたが主役の映画なんだから、周りを気にしないで、周りに合わせてもらえばいい。もっとわがままになっていい」
“わがままでいい”、その言葉は、長年おかみさんとして忍従を強いられてきた景子さんにも、何よりの“癒し”だったのかもしれない。
「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載