19年5月、映画『新解釈・三國志』の打ち上げに参加していた大泉洋。 画像を見る

昨日放送された第71回NHK総合「紅白歌合戦」。今年は新型コロナウイルスの影響により初の無観客開催となり、番組内容がどんなものになるか心配の声もありました。

 

蓋を開けてみれば、意外な盛り上がりを見せていました。お一人お一人の歌唱の素晴らしさはさることながら、今回視聴していて、筆者は3つの可能性を見た気がしました。

 

■コロナによる歌謡番組の可能性

 

1つは、言わずもがなコロナによる歌謡番組の可能性です。今回無観客の番組編成は安全面への配慮だけでなく、年末の一体感のようなものをどう演出するか、そして歌が続くというある程度出てしまう単調さをどう払拭するかが、様々練られているように感じました。

 

たとえば4人組歌謡グループ「純烈」が見せた、視聴者のリモコンのボタン数により演出パターンが変わる手法は、生放送ならではかつ一体感を生み出しやすい取り組みだなと感じました。

 

また意外とその存在意義は大きかったのかなと感じた点が、リモートとなった審査員の存在です。今回別室でのモニター参加となった審査員の方々。時たまトークを振られることはありましたが、従来よりも登場回数は少なかったように思います。

 

普段は何も意識していませんでしたが、今回長時間紅白を視聴している際に「ちょっと内容が詰まりすぎて疲れたな」と感じた場面も多かったので、合間合間に入るトークやちょっとした歌と関係のない演出の重要性をより実感したのでした。

 

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