■開始1分から放たれる社会問題の連続砲!
本ドラマは、みくりが働く会社での同僚との雑談シーンから始まります。が、そのトークテーマがいきなり「妊娠順番ルール」についてで驚き!
※妊娠順番ルールとは、女性が多い職場で起きているというマタハラ問題の一種です。「妊娠及び産休育休は先輩社員から」といった暗黙のルールが職場に存在し、それを破ったものは会社から苦言を呈されたり、肩身の狭い思いをしたりするという社会問題です。
「いきなりぶっ込んで来るな!」とテレビの前でたじろいだものの、開始30分ほどで出るわ出るわ社会問題の数々。
夫婦別姓制度、男性の育児は「手伝う」で良いのか問題、女性の劣化発言にレズビアン告白などなど。4年前は11話編成ということもあり、こんな短時間で複数の社会問題にスポットが当たる作りになっていませんでした。筆者はスピード感に圧倒され、「このドラマ、いったいどう着地させるんだ!?」と不安にすらなりました。
しかし、そんな不安感は物語が進むにつれ、だんだんと薄れていきます。