1月4日、『日テレ系お笑いの祭典 NETA FES JAPAN』(日本テレビ系)で漫才を披露したお笑いコンビ・チュートリアル。
昨年2月に正式に復帰した徳井義実(45)だが、相方・福田充徳(45)と地上波で漫才を披露するのは約2年ぶり。「徳井がやってみたいこと」や「理想のデート」といった“45歳の妄想”をテーマに、テンポの良い掛け合いを見せた。終了後、徳井は「1年目の気持ちでやらせてもらっています」と感想を述べた。
2人が見せる久しぶりの漫才に、Twitterでは歓迎する声が続々と上がった。
《チュートリアルのネタ面白かったなぁ。2年振りなんやね。おかえりやで、徳井さん》
《徳井さん復活おめでとうー チュートリアルってこんなに面白いんだな》
《本当にチュートリアル復活しておめでとう……徳井さんテレビで見れるの嬉しい……》
徳井が地上波に復帰したのは、昨年10月14日放送の『今夜くらべてみました 秋の2時間スペシャル』(日本テレビ系)。MCとしての復帰であり、番組冒頭で反省の弁を述べたが否定的な声も少なくはなかった。
そんな逆風のなか、チュートリアルはコンビとして地道な活動を続けている。まず徳井が復帰した昨年2月24日には、コンビそろってイベントに出演。それから約1カ月後は、「ルミネtheよしもと配信寄席」で漫才を披露した。さらにコンビの新企画として、配信を兼ねたトークイベントも定期的に開催している。
「ラジオや舞台、配信ライブなど、目立たない活動から出直しました。コロナ禍ではオンラインが普及し、“見たい人だけが集まる”といった条件も後押しに。とはいえ、徳井さんはYouTubeを復帰の手段にはしませんでした。あくまでもコンビ活動を重視したのです。
福田さんもメディアでは多くを語りませんが、徳井さんを励まし続けてきました。『いつになれば一緒に漫才ができるんだろう』と悩んでいた福田さんのためにも、徳井さんは原点回帰を目指したのでしょう」(芸能関係者)
そして、最近ではそうした努力が徐々に実を結び始めているという。
「徳井さんの起用を“解禁”した日本テレビは、他のレギュラー番組への復帰も検討中だといいます。他にも、BSフジや地方局でも起用は広がっています。もともと芸人仲間からの信頼は厚く、徳井さんが謙虚に努力しているのも彼らは見ています。このままいけば、地上波でのオファーは増えていくのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
復帰当初、徳井はメディアでの取材にこう語っていた。
「お仕事をいただけたなら、一つ一つ、ただただ一生懸命にやる。そして、いつか『あ、こいつ少しは人間として信頼できるようになったかもな』と思ってもらえるように、一歩一歩進むしかない」(『Yahoo!ニュース』2月24日)
相方との絆を深め、風向きはゆっくり変わりつつあるようだ。