現在、木曜22:30から放送されている『世界はほしいモノにあふれてる ~旅するバイヤー極上リスト~』(NHK総合)。昨年10月8日の放送回から鈴木亮平(37)が三浦春馬さん(享年30)の後任として、MCを引き継いだ。そして今年1月で3カ月が経った。
物腰柔らかな口調で、世界遺産検定1級をもつほど博識な鈴木。そんな彼が番組内で、三浦さんに触れる一幕があった。
1月21日の放送回では、ポルトガルの国民食と呼ばれる “バカリャウ”(塩漬けしたタラの干物)の缶詰を紹介。スタジオで試食する際、鈴木は「春馬くんもめちゃくちゃ好きだったんですよね?」とさりげなくJUJUに語りかけたのだ。すると彼女も、「そうですね、春馬くんも私も」と回想していた。
このやりとりに、Twitterでは反響が続々と広がった。
《鈴木亮平さんは、常に春馬君ファンのせかほし視聴者の事を想ってくれている気がします さりげなく春馬君の名前を出してくれる心遣いがたまらなく温かい》
《バカリャウの時の会話で突然しかも自然に名前が出てくるとドキッとすると同時に温かい気持ちになり素敵な番組だなぁと思う 亮平さんとJUJUさんのせかほし》
《亮平さんが引き継いでくれて良かったなって改めて思った》
昨年9月11日、「せかほし」のMCに起用されたことをブログで報告した鈴木。彼にとって三浦さんは、《とっても大切な友人》だったという。
鈴木は《彼が愛し、作り上げてきたこの素晴らしい番組を大事に受け継いでいくことが、彼が彼らしく、真っ直ぐに生きてきた証になると信じました》と、思いをつづった。そして、《いつか彼に再会した時、『亮平さん! 良かったですよー!』とあの笑顔で言ってもらえるよう、自分にできる最善を尽くさせていただく所存です》と決意を記していた。
「鈴木さんは世界遺産への造詣が深く、三浦さんは日本の文化や伝統、歴史などを学んでいました。その熱量は、どちらも書籍を出すほど。また三浦さんは一昨年、メディアのインタビューで『世界の遺産や風習を知りたい!』と興味津々。『日常会話くらいはできるように』と、英語の勉強も続けていました。そんな彼らは役作りにもストイックで研究熱心。2人で同じ師匠のもとに、殺陣を習いに通っていたこともありました。鈴木さんが《大切な友達》と呼ぶように、たくさん通じ合うところがあったのでしょう」(芸能関係者)
そんな鈴木は、「せかほし」で春馬さんの遺志をしっかり受け継いでいるようだ。
「JUJUさんとコミカルな掛け合いを楽しむなど、番組に馴染んでいるようです。三浦さんは生前、“ホームグラウンド”と呼ぶほどスタッフや番組を愛していました。残されたJUJUさんやスタッフたちの思いを、鈴木さんはよく理解しているのでしょう。番組で紹介される土地や人々、さまざまな“モノ”に敬意を持って接しています。三浦さんの後任として、まさに適任といえるでしょう」(テレビ局関係者)
きっと三浦さんも、“せかほしファミリー”を天国から見守っていることだろうーー。