■離婚裁判になれば親権喪失の可能性も…
「財産分与については、台湾と日本ではそんなに変わりません。結婚前に築いた財産はそれぞれのもの。結婚後に築いた財産は夫婦で分けることになります」
とはいえ、福原は離婚で収入をかなり失うことになりそうだ。
「福原さんの年収は現在、スポンサー料などで3千500万台湾ドル(約1億3千万円)といわれています。CMギャラは浅田真央さんと同じく女性アスリートとして最高峰の3千万~4千万円でした。
しかし今回の不倫報道で、スポンサー契約は間違いなく減ることになるでしょう。一方、江さんの年収は勤務する銀行の給与とスポンサー収入を合わせても1千万円ほどだといいます。台湾では夫婦でCMに出ていましたが、もう2人にオファーが来ることはないと思われます」(前出・広告代理店関係者)
夫妻は’16年、台南市に推定2億円のマンションを購入。これも財産分与の対象になる。福原は4年前に都内に自分名義の一戸建てを所有しており、こちらは約1億円だ。すでに台湾の自宅を手放す覚悟はできているのかもしれない。子供2人の親権はどうなるのか。
「台湾では単独親権と共同親権が並存しています。どちらにするかは夫婦によってそれぞれで、共同親権を選ぶ人もいます。しかし、台湾では儒教思想や家父長制の考えが根強く、男性優位なことが多い。
裁判になれば共同親権となるケースが多いようだが、離婚後の親権者の割合自体は統計上男性の方が多い。今回の不倫報道により、福原さんが親権を失う可能性も十分にあります」(本村弁護士)
今回の“不倫デート”は、年収1億3千万円を棒に振って、さらに子供2人の親権を失ってまでも絶対に離婚する覚悟の表れなのだろうか。
直筆メッセージで、「夫婦間で子供にとって何が一番なのか話し合っている」とつづっていた福原。どんな最終決断を下すのか――。
「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載