藤井フミヤ 絶縁恩師と34年ぶり和解!幻のデビュー曲解禁の訳
画像を見る 絶大な人気を誇っていた若かりし頃のチェッカーズ

 

■チェッカーズ再結成を事務所に聞くと…

 

なぜ藤井は“謝罪電話”に踏み切ったのだろうか。音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠さんは、こう分析する。

 

「ここ最近は’80年代のポップスが注目を集めています。今回の『ギザギザハートの子守唄』のテレビ解禁はそんなニーズがあったからだと思います。藤井さんとしては、ずっとついてきてくれているファンのことを思い、過去の確執から、曲を歌わないのもおかしいと考えるようになったのではないでしょうか。聴きたい人がいるなら、歌うべきだという判断を下したのでしょう」

 

実際に藤井は、3月26日放送のテレビ番組『BSコンシェルジュ』(NHK総合)で『ギザギザハートの子守唄』を歌った理由についてこう語っている。

 

「(昨年ネットで曲を流して)すごく評判ていうか(喜ばれて)それで、もう『歌うか!』と思って」

 

チェッカーズ時代の曲を歌う姿を見て、“再結成”への期待も膨らんだファンもいることだろう。藤井の所属事務所に問い合わせると、

 

「メンバーが1人亡くなっているため(※’04年に徳永善也さんが死去)、再結成はありません」

 

そう担当者は答えた。しかし、“恩師”の芹澤さんは期待を込めてこう語る。

 

「個人的にはチェッカーズを再結成してほしいと思っていますよ。本人たちのスタンスはわかりませんが、またみんなで歌う姿が見られたらいいな、と思っています」

 

34年ぶりに恩師との関係を修復し、『ギザギザハートの子守唄』を歌った藤井。チェッカーズの再結成へ踏み出す日も遠くないかもしれない。

 

「女性自身」2021年4月13日号 掲載

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