■「またいつか会えるような気がする」
しかし、彼女にはある心配事があったという。
「『けんちゃんはお母さんに孫を見せてあげてほしい』と研さんはずっと考えていました。ですが、志村さんの交際する女性は『結婚に向いていない子ばかりだった』といいます。そのため、“もったいない”と感じていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)
それほど志村さんを想っていた研は訃報の当時、《けんちゃん、駄目だった(涙)》とツイートしていた。50年来の友人を亡くした心痛は計り知れない。
「新型コロナが感染拡大するなか、研さんはアマビエのコスプレをSNSで披露しました。それは志村さんが“コロナで入院した”という知らせが耳に入ってきたためです。アマビエのコスプレは『私がやらなきゃだめだ!』と、必死の願いを込めたものだったといいます。
しかし、志村さんは亡くなりました。当時は頭が真っ白になったそうです。しかし次第に受け止められるようになり、今では『けんちゃんの笑顔を思い出すたびに、またいつか会えるような気がする』と語るようになりました」(前出・スポーツ紙記者)
訃報から1年。志村さんの笑顔とともに、研は歩みを進めていく。