■プライベートを出して好感度が下がるケース上がるケースとは
前田さんと聞いて多くの人がイメージするのが、おそらく我の強さであったり情緒不安定な部分でしょう。それ自体は個性とも言えますから、否定すべきことではありません。ただ今後プライベートを発信するママタレとして活動していく中では、先輩ママタレ&女優の皆さんを例にしてみると、アダとなる可能性もある気がします。
たとえば、以前はママタレの代名詞的存在でもあった小倉優子さん(37)です。18年に再婚した男性との不仲説が出た際に報道では「真摯に向き合う」と反省をしつつも、頑なにいつもどおりのプライベートを発信。その姿(でも夫の存在感はない)が、逆に怖さを覚えるといったリアクションにつながりました。
現在もママタレとして積極的に発信しているゆうこりんですが、一時のママタレとしての勢いは落ち着きをみせています。
我の強さは1つの個性。しかし我が道を行く感じが明るくポジティブに受け止められるようでないと、ママタレといった立ち位置の場合だとどうしても「元国民的アイドルを引きずっている」といった偏見も抱かれやすい部分はあります。
逆に最近は女優としてだけでなくママとしての発言も積極的にすることで存在感を示しているのが、女優の菅野美穂さん(43)です。
主演映画「明日の食卓」(瀬々敬久監督、28日公開)の完成報告会では、育児の大変さや母としての当たり前に苦しんでいる姿を告白。「女優でも同じ苦労があるんだ」「分かる」といった共感を呼んでいました。
子育てエピソードの中には、「いつも怒っている」といったネガティブなものも含まれています。しかしもともと女優というプライベートを明かさない立場からのギャップ、そして共感ポイントがすべて良い方向に働いているケースと言えるでしょう。