「6月1日に公開される映画『女たち』が、小出さんの日本映画復帰作となります。小出さん自身がこの作品のプロデューサーに頼み込み、撮影現場に見学に行かせてもらったことで運良く手にした役です。セリフはわずかですが、それでも久々に映画出演できることに本人は感謝しているようですね」(映像関係者)
17年6月、未成年女性との飲酒と不適切な関係が報じられ、活動停止状態の時期もあった小出恵介(37)。同年12月に不起訴処分となった後、’18年には長年の所属事務所を退所。一時は、ニューヨークへ渡り、英語の勉強をしながら現地の演劇学校に通っていた。
「20年8月には、日本で新たな事務所に所属して活動を再会することが発表されました。映画『女たち』への出演のほかに現在発表されている国内の俳優活動は、来年上演予定の主演舞台のみ。ですが実は、小出さんはいま主演ドラマの撮影中なんです」
そう明かすのは、ある芸能関係者。
「スポンサーの関係などもあって地上派民放ドラマに復帰するのは時間がかかるのではと言われていますが、今回のドラマはAbemaTVで配信予定。1話約30分ほどの連続ドラマです」
ただクランクイン前から、順調には進まなかったという。
「小出さんが主演となると、出演に二の足を踏む芸能事務所もあったようで、共演者のキャスティングは難航したそうです。その影響で、撮影開始時期も当初の予定より後ろにずれ込んだと聞いています」(前出・芸能関係者)
さらには、ドラマの内容自体に苦い顔をする関係者もいるようで……。
「このドラマの内容が、“酒の失敗”をテーマにしているんです。小出さんが不起訴処分になったことは理解していますが、やはり騒動を思わせますよね……。とはいえ、小出さんが酒に溺れた役を演じるわけではなく、それは別の俳優が演じるそう。小出さんは、酒に溺れて人生に影を落とした人たちのエピソードを、“教訓”として紹介していく役どころなんだそうです」(前出・芸能関係者)
昨年、『婦人公論』10月13日号で、小出は事件当日のことについて次のように語っていた。
《そうですね、お酒は相当飲んだと思いますが、記憶がなくなったということはありません。その後の警察での任意聴取でも僕の証言はブレていません。ただあの事件以来、お酒には本当に気をつけていますし、一緒に飲む仲間も考えてつきあっています。それがどういう形であれ、事件になって多くの人に迷惑をかけたことは紛れもない事実です。》
ドラマ中で“教訓”を紹介するとき、小出の脳裏にはいったい何が浮かぶのか、気になるところではある。いろんな意味で話題を呼ぶドラマとなりそうだ――。