■イギリス貴族と交友で高級寿司店も経営…中華系セレブの素顔
柴咲の知人によれば、
「柴咲さんはフウさんに心酔していて、最近は彼の影響でユートピアやコミューンといった言葉を使うようになったのです」
実はフウ氏は柴咲のプロデュースするYouTubeチャンネル(レトロワグラースch.)に、彼女と一緒に出演している。
’20年9月に公開された動画のなかで、共同ファームの理想像について問われて、「ちょっとユートピアのような、桃源郷的な思い出の場所になってほしい。みんなにとっての心のホームである場所にしたい」と答えているのだ。
このとき柴咲は終始笑顔で、彼を見ながらうなずいていた。
さらに動画の終盤には、「完結型の小さいコミューンを作りたい(という本能が人間には)あるんだろうね」と牧場を作ろうと考えたきっかけを分析している。
柴咲を心酔させた彼はどんな人物なのか。
’13年から’16年までフウ氏が『クーリエ・ジャポン』で連載していたエッセイのプロフィール欄には、《’81年上海生まれ。日本、南アフリカ育ち。早稲田大学とオックスフォード大学で哲学専攻。’06年に英国王室に招聘され、チャールズ皇太子の秘書官に就任》と記載されている。
柴咲の知人は彼をセレブな実業家だと語る。
「イギリスの貴族たちと交友関係があるそうです。柴咲さんとの共同ファームだけでなく、英国王室ゆかりの教育を取り入れたというプリスクールや、六本木にある高級すし店も経営。結婚していて、都内の一等地に自宅があります」
’15年に柴咲はテレビ番組で、ポロを体験。その撮影に協力したポロの団体に所属していたのが、フウ氏だった。
その翌年、’16年に彼は『クーリエ・ジャポン』のエッセイで《じつは、僕は日本で有機農業と軽種馬(ポロ馬)の育成・調教牧場をやりたいと思っている。それには北海道が理想的である》とつづり、英国王室の仕事を辞めて牧場を建設することを宣言した。
冒頭の『人生最高レストラン』で、「自分が型にはまらずに、新しいことを常にできる人間であればいいなと思っている」と語っていた柴咲。
半移住先である北海道での新パートナーとのユートピア設立を目指した挑戦はまだまだ始まったばかりだ――。