繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”が――。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。
19年に息子の鴈龍さん、昨年11月に兄の坂田藤十郎さんが亡くなり、娘と支え合いながら日々を生きる中村玉緒。しかし、そんな最愛の娘に試練が。病気により車椅子生活を送っているというのだ。そして、娘のたまに玉緒が選んだ道とは――(以下、2021年5月25日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ
「私の部屋に(現れて)……、『お兄ちゃん、何しているの?』と言ったら、ファーと私の部屋から消えたんですよ」
兄・坂田藤十郎さん(享年88)との別れについてそう語ったのは中村玉緒(81)。
テレビ局関係者は次のように語る。
「3月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、初めて実兄の逝去について胸中を明かしたのです。玉緒さんによれば亡くなった日に、藤十郎さんの霊魂が会いに来てくれたそうです」
坂田藤十郎さんが亡くなったのは昨年11月12日のこと。だが玉緒にとって“肉親の悲劇”はそれだけではなかった。その数日後に長女・Aさん(58)が体調不良のために玉緒の個人事務所の代表取締役を辞任したのだ。
玉緒の古くからの知人によれば、
「玉緒さんが個人事務所を設立したのは’00年。強烈な天然キャラクターにより、バラエティ番組の人気者になった後のことです。長女・Aさんは10年以上も社長を務め、玉緒さんを公私ともに支えてきました。しかし病気のために歩行も困難になり、社長を退任せざるをえなくなったのです。
そのため代表取締役には81歳の玉緒さんが就任しました。役員は玉緒さん、Aさん、そして長男の鴈龍さんという家族経営の会社でしたが、鴈龍さんも2年前に亡くなっています。振り返ってみると、玉緒さんの半生は“家族の不幸やトラブル”に翻弄され続けていますね……」