かつて雑誌で障害者や在日外国人へのイジメや“からかい”を告白していたため、東京オリンピック開会式の作曲担当を辞任することとなったミュージシャンの小山田圭吾氏(52)。7月28日、彼の所属するバンド『METAFIVE』の新作が突如発売中止となり、ネットで波紋を呼んでいる。
METAFIVEは8月11日、2ndアルバム『METAATEM』を発売することとなっていた。しかし、バンドの公式サイトにはリリース中止のアナウンスが。さらに7月に始まったばかりのレギュラー番組『METAFM』(InterFM897)について「バンド活動上の都合により放送終了」と記されている。
具体的な理由は明かされていないが、ネットを中心に「小山田騒動がキッカケでは?」といぶかしむ声が。しかし小山田氏が東京五輪から離れることとなったのは、かつての言動が“多様性と調和”を謳う五輪憲章にふさわしくないからである。そのためネットでは、「なぜリリース中止に?」と疑問視する声が上がっている。
《「五輪憲章に反する。五輪開会式に不適切」わかる。「METAFIVEの2nd、発売中止」わからん》
《小山田圭吾が五輪から降ろされるのは残当って感じだけど、METAFIVEまで自粛すんのは流石にわけわかんないだろ》
《METAFIVEの発売中止は意味わからんな 五輪憲章にそぐわないことが批判されてたという話なのにそこ関係ないとこで自粛する必要は一切なかろ》
《五輪と違い聞きたい人が金払って聞くんだから出せばいいじゃんね。気に入らない人は聞かないってだけなんだから》
また『METAATEM』はメンバーである高橋幸宏氏(69)の“復活作”でもある。YMOやサディスティック・ミカ・バンドのメンバーとして活躍し、近年も精力的に活動している高橋氏。昨年8月、自身のブログで脳腫瘍が判明し、患部摘出手術を受けたとブログで発表していた。いっぽう「手術後は幸いにも後遺症はなく、今後は体力気力をつけてじっくりしっかりと治療に専念し、できるだけ早い時期に皆さんの前に立てるよう努めていきたいと思っています」ともつづっていた。
同年10月、Twitterで《METAFIVEも動くよ、来年がツアー含めてメインではあるけれど、不意打ち、あるからね。きっと!》と伝えた高橋氏。その6日後には退院を報告していた。
そして今年5月、『METAATEM』のリリースが発表された。メンバーのゴンドウトモヒコ氏(53)はTwitterに《やっとの解禁です。色々ありすぎて長かったような……ライブもありますからね!》と投稿していた。
そんな待望の復帰作だが、突如発売中止にーー。ネットでファンは高橋を想い、こうつづっている。
《幸宏さんの復帰作だからなんとか発表して欲しい》
《幸宏さんのことを思うとなんだかやるせなくなる》
《幸宏さんに元気でいてほしいよ。いまはそれだけ》
《どんな形であれ聴かせて欲しいですね。あと幸宏さんの体調も心配です、とにかく望みを捨てずにこれからも応援し続けます》