篠原涼子の離婚騒動に感じる違和感の正体 不仲じゃなくても別れる時代へ
画像を見る 14年8月、手を繋いでデートする篠原と市村

 

■不仲じゃなくても離婚する時代へ

 

篠原さんは現在、47歳。企業の立ち位置で考えれば、脂が乗った働き盛りの時期です。20代と30代を走り続けて大きな成果をバンバン出してきたのであれば、40代はさらにもっと仕事がしたい、もっと成果を出したい、もっともっと自分を高めたい……。そんなふうに思う人も多いでしょう。

 

しかし、そこに立ちはだかる2つの壁があるとしたら……。1つは子育て、もう1つは年上夫のサポートです。

 

子育ては自分たちの選択ですから当然、向き合い続けるべきものでしょう。ただ年を重ねてきた夫のサポートとなると、話は別。愛し合ったパートナーだけど、気がつけば自分の進みたい道とは合わない。自分の望む自己成長とのスピード感も合っていない。そう考えたとき、今後の関係を見直そうと思うのは自然な流れではないでしょうか。

 

また別居期間が1年と長かったのも、決断を後押ししたかもしれません。

 

別居してみたら意外と家庭はきちんと回っているし、自分も子どもも関係が崩れるわけじゃない。そうなったときに「じゃあ離れた場所で子育てには今後もコミットし続け、普段は自分の役者人生にコミットしたい」と考えるのも、なくはないでしょう。

 

とはいえ夫が自分よりも先に老いて、サポートが必要になること。そして夫と自分のエネルギッシュさにいつか差が出ることは、年齢差がある以上はわかっていたこと。それが現実になったとき、「やっぱり違った」と手放すのはややドライすぎるような気もします。

 

ただそうした彼女に対するネガティブな考え方の根底にも、もしかしたら私たち一人ひとりの中にある“母親バイアス”があるのでしょうか……。

 

(文:おおしまりえ)

恋愛ジャーナリスト・コラムニスト・イラストレーター

出典元:

WEB女性自身

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