《これまで、雨上がり決死隊に多大なご支援をいただきましたファンの皆様、関係者各位には心より感謝いたしますとともに、それぞれの道を歩んでいく2人に今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます》
8月17日、宮迫博之(51)と蛍原徹(53)のお笑いコンビ・雨上がり決死隊が解散することが吉本興業の公式サイトで発表された。蛍原は引き続き、吉本興行に所属し活動を続けるという。
反社会的勢力との闇営業問題を受け、’19年7月に吉本興業から契約を解消された宮迫。ソロ活動を行ういっぽう、相方の蛍原とはコンビを継続するかたちを維持してきた。
’20年1月29日に公式YouTubeチャンネル「宮迫ですッ」を開設し、現在は140万人以上の登録者を抱える人気YouTuberにまでなった宮迫。しかし“早すぎる活動復帰”は、これまで疑問視されてきた。
「宮迫さんと同じく謹慎中だったロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(49)が、相方の田村淳さん(47)とコンビ復活ライブを開催する前日にチャンネル開設しました。あえてこのタイミングに重ねてきたのは、宮迫さんの協力者であるYouTuberのヒカルさん(30)の計算ではないかと見られていました。
宮迫さんは『自分を待つ番組スタッフや相方の元に戻りたい』と、開設当初から主張してきました。ですがその目標とは裏腹にYouTubeでの活動が盛んになり、蛍原さんとの間にできた溝は深まってしまったのです」(テレビ局関係者)
日刊スポーツによると、解散に至った経緯は「宮迫に対する吉本興業上層部の怒りが大きい」と報じている。実際、今年2月に吉本興業の大崎洋会長はFRIDAYの直撃に対して、「もう戻らんでええと思うで」「いちいちYouTubeでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよ」と厳しく突き放していた。
こうした宮迫のソロ活動に注目が集まるなか、唯一コンビ名を冠した『雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!』(テレビ朝日系)などでMCとして粛々と番組を切り盛りしていたのは蛍原だ。
「蛍原さんは『宮迫のおかげで今がある』と語っていたように、宮迫さんとの活動を待ち望んでいました。しかし宮迫さんがYouTuberとして活動することに、戸惑いもあったようです。
蛍原さんは宮迫さんのチャンネルには『出ない』とキッパリ否定していましたし、蛍原さんが今年4月に開設したチャンネルに宮迫さんが登場するといったこともありませんでした。
周囲に迷惑をかけていることを気にしていた蛍原さんは、“控えるところは控える”と謙虚さを大切にしたかったようです。そのため、蛍原さんは周囲にも多くを語りませんでした。しかし宮迫さんが“自分優先”を貫いたことで、結果的に孤軍奮闘で踏ん張ってきた蛍原さんの思いを裏切ってしまいました……」(スポーツ紙記者)
苦々しい結末を迎えた雨上がり決死隊。コンビ活動の再起が叶わぬまま、32年の歴史に幕を閉じることとなる。