■「炎上商法をするほどのコントロールスキルがない」
「炎上商法ってすごく難しいんですよ」と指摘する小木曽氏は、インフルエンサーとして著名な堀江氏や西村氏などは「“鋼のハート”を持っている」と言及する。
「世の中から反発を受けるような投稿が拡散すると、9割はバッシングなんですが、残りの1割くらいはビジネスの網に引っかかる。その1割の人が自分のファンになってお金を払ってくれたり、オンラインでセミナー会員になってくれたりします。ですから彼らは、『利益を生まない9割の誹謗中傷やバッシングはなんとも思わない』『お金を生まない人たちは見えない』くらいのハートを持ってやっている。人気取りとかではなく、ビジネスで行っているんですよ」
ではDaiGoは今回の炎上を受けて、今後は“失言”を控えるようになるだろうか。
「意図的にしろ、通常はあそこまで危うい発言はしません。YouTubeのアカウントが停止されるリスクがあるくらいの発言であって、その危機管理ができていないということは、彼は炎上商法をするほどのコントロールスキルがまだないので、何とも言えません」
2度謝罪するも騒動が鎮火しないDaiGoだが、どのような謝罪の仕方が適切だったのだろうか?小木曽氏は次のように指南する。
「ネットやメディアで炎上した際の謝罪は『世間はなぜ今、自分を批判しているのか』を理解し、それに合致したものでなければ高い確率で火に油を注ぐことになります。DaiGoさんの謝罪で炎上が鎮火しなかったということは、その内容がズレていたのでは。『再生回数が伸びず焦っていた』など、自分の弱さをさらけ出す謝罪に加え、そのことを気づかせてくれたバッシングに対する『感謝』のコメントがあれば、また違った反応だったと思います」