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《現在のところ、会期中の会場においては、ひとりの陽性者も確認されていないことを、まずはご報告させていただきます》

 

8月20日〜22日に新潟県苗場スキーリゾートで開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’21」(以下、フジロック)。24日に公式サイトで冒頭のように報告されたが、終了後わずか2日で“陽性者ゼロ”としたことに波紋が広がっている。

 

公式サイトによると、3日間の来場者数は延べ35,449人。過去最低動員数となったフジロックだが、今年に開催された野外音楽フェスでは最大規模となった。

 

昨年は新型コロナ感染拡大の影響で中止を余儀なくされたこともあり、サイトでは《感染症対策と開催との両立を図るため、開催地域の住民の皆様とフジロックに携わる全ての方の安全を守り開催できるか、フジロックとしても日々変化する感染状況と向き合い、開催に対する賛否両論の声も真摯に受け止め、講じるべき対策を組み立ててきました》と今年の開催に向けて取り組んできたとも伝えている。

 

その具体例として、参加者は事前にフジロック公式アプリをインストールし、体温などを報告する問診票の回答と顔写真を含めた個人情報の登録が義務付けられた。他にも、「新潟県新型コロナお知らせシステム(LINE)」「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」の事前登録も求められていた。

 

またチケット購入者には、希望者を対象に抗原検査キットを事前に無料配送するといった配慮も。さらに今年は“禁酒”のルールが追加され、会場内での飲酒やアルコール飲料の持ち込みは禁止された。

 

感染防止対策が徹底して講じられた印象を受けるが、実際はどうだったのだろうか?フェスに参加した男性は本誌に、入場時の様子を次のように語った。

 

「会場の入り口で検温はしましたが、アプリの問診票は事前回答のみで、一度登録さえすればあとはOKというもの。フェス終了後も体温を確認して記入するといった指示はありませんでした。また入り口で『新潟県新型コロナお知らせシステム』と『COCOA』に登録しているかを確認されることもなかったですね。手荷物検査も非常にゆるく、バッグをちょっと確認して、『お酒入ってないですよね?』と聞かれて終わり。お酒を持ち込んでる人が『入ってます!』って正直に言うはずないですよね……」

 

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出典元:

WEB女性自身

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