《ただの青年だった私に奇跡が起きたのは、紛れもなくスウィートパワーのおかげです。私を見出し、私に学びの場を与えて下さったこと、一生忘れません》
こうつづったのは、俳優の岡田健史(22)だ。所属事務所と裁判で争っていた岡田だが、9月1日に和解を発表。’23年3月末に事務所を退所することになったという彼は、冒頭のようにInstagramに投稿した。
‘18年10月のドラマ『中学聖日記』(TBS系)で、メインキャストに大抜擢されデビューを果たした岡田。以降も話題作に次々出演し、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)でも尾高平九郎役を好演している。
そんな快進撃のさなか、岡田が起こした今回の裁判。その発端は、事務所社長への不満だった。
「社員の入れ替わりが激しく、昨年だけでも10名以上が退職。それも岡田さんのマネージャーを含め、周囲のスタッフが次々辞めていったそうです。また岡田さんは、出演作品の選ばれ方にも納得できない部分があったといいます。急な仕事が決まることもあり、『これじゃ役作りができない。やりたくない』と言い出したこともあるそうです」(テレビ局関係者)
そこに、社長への疑念を深める出来事が。『週刊文春』が3月と5月、社長による所属タレントへのセクハラや社員へのモラハラを報じたのだ。
「社長は3月の文春砲の直後、岡田さんに説明をしたがっていたそうです。しかし、彼は『会いたくない』とかたくなに拒否。そして1ヵ月もたたないうちに、事務所の寮を退去したといいます。のちに社長と対面しましたが、折り合いはつかず。そうして岡田さん側が裁判所に契約解除の“仮処分”を求める申し立てをしたそうです」(芸能関係者)