■親に安心してもらうために仕送りを
しかし、その2年間、両親はありのままのマツコを受け止めたようだ。’15年4月の『週刊現代』でマツコは当時を回想し、「セクシュアリティや仕事内容に関しては、必要以上に踏み込んでこなかった」「デリケートなことには触れない人たちなの」と語っている。
「その後ご両親は、自分たちが引っ越しをするタイミングでマツコさんに『次の家にあなたの部屋はないからね』と告げたそうです。それを契機にマツコさんは再び一人暮らしを決心。本格的にフリーライターとして活動することになりました」(前出・出版関係者)
その後、メディアで話題となり『5時に夢中!』出演で人気に火が付いたマツコ。一気にテレビ界でスターダムを駆け上がったのはご存じのとおり。両親がハッパをかけたからこそといえるだろう。
「学生時代、友達づくりが苦手だったマツコさんは、家に帰るとテレビに没頭。ひきこもり時代もひたすらテレビづけ。『私の人格はテレビがつくった』と豪語するほどです」(別のテレビ局関係者)
テレビに出るようになってから、“親へのルーティン”も生まれた。
「仕送りをするようになったそうです。けっしてご両親がお金に困っているわけではなく、『ちゃんと仕事して稼いでるから安心してほしい』という思いからだとか。マツコさんはこれ以上自宅がゴミ屋敷化しないよう、『メルカリで断捨離しようかな』とスタッフに話していました。それは、お父さんを心配させないためでもあるといいます」(前出・テレビ局関係者)
まだ健在な実父のため「もうゴミ屋敷にはしない!」と胸に誓うマツコ。今後もテレビ界を元気づけてくれるよう、部屋と心の乱れが整うことを願うばかりだ。