■「ジャニーさんを見てきているから…」
ジャニーズ事務所を退所した際にも中居は、お世話になった社員やスタッフに感謝を込めて、一人前3千円ほどの高級焼き肉弁当など約200人分を差し入れしている。
「自身は“壊れかけの炊飯器をセロハンテープで蓋を閉めて使っていた”なんて逸話もある倹約家。自分によりも周囲にお金を使う人です」(前出・テレビ局関係者)
中居のプレゼント術の原点を前出の芸能関係者は次のように見る。
「やはり故・ジャニー喜多川さんの影響ではないでしょうか。ジャニーさんは育ち盛りのJr.たちにハンバーガーを数百個も差し入れしたり、ダンスレッスンの合間に自由に自動販売機で飲み物を買えるようにと小銭を大量にスタジオに用意したり。そうやって常に周囲に気を配るジャニーさんを中居さんは見てきていますから」
V6の“解散”という大きな節目に贈り物で労いの気持ちを表した中居だが、もう一つほかの後輩グループの大きな節目を、中居が贈り物で労った先例がある。嵐の活動休止のタイミングだ。
「昨年大みそかの活動休止前最後のコンサートの日に中居さんから嵐全員へ箸のプレゼントがあったことを、櫻井翔さん(39)がテレビ番組で明かしています。『嵐』『櫻井翔』という名前入りで、『お疲れさまでした』という手紙も添えられていたそう。箸専門店の高級箸だったようです」(テレビ誌記者)
嵐に箸、V6に靴。このセレクトには意味がありそうでーー。
「嵐には活動休止で“箸休め”、V6には解散で“新たな一歩”。そんな意味を込めているのでは、と予想するファンが多くいます」
そう話すあるジャニーズウオッチャーは、その共通点も指摘する。
「箸も靴も“一対”、一つではなく、合わせて使うものです。そこに“離れられない運命共同体”としての“グループ”を重ねているんじゃないかと思うんです。
中居さんは、みんなが納得するかたちでSMAPを終わらせることができず離れ離れになった後悔がある。グループというものに人一倍の思い入れがあるのです。後輩たちには、解散や活動休止で離れてしまっても、築いてきたグループの絆や思い出は大切にしてほしい。そんな意味が込められているのではないでしょうか」
込められたメッセージこそが、中居が“本当に贈りたかった”プレゼントだったのかもしれない。