東京郊外にある公園にできた黒山の人だかり。観衆を制するように緑道には警備スタッフがずらりと並んでいる。それもそのはず、人々の視線の先にいたのは松本潤(38)なのだ。
秋晴れに恵まれた11月上旬のこの日、松本が主演する来年1月クールの連ドラ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)の撮影が行われていた。
「『家政婦のミタ』(日本テレビ系)などを手掛けた脚本家の遊川和彦さんによるオリジナル作。松本さん演じる優しいけど何をしても中途半端な男・中越チカラが人助けをしていく一風変わったホームドラマです。この日がクランクインで、テレ朝ドラマ初主演ということもあって松本さんも気合が入っていました」(テレビ局関係者)
主演にあたって「今まで見たことのないドラマになると思います。僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません」とコメントしている松本。2人の子を持つ父親役を演じることも松本にとっては“未知の挑戦”のようだ。
「松本さんは’08年に『24時間テレビ』(日本テレビ系)内のスペシャルドラマで父親役を演じたことがありますが、連続ドラマでは初。これまで弁護士やシェフなどさまざまな役を演じてきた松本さんも、『手ごわいな〜』とやりがいを感じているそうです」(芸能関係者)
確かに目撃した現場でも休憩中に妻役の上戸彩(36)と子役の3人で念入りに打ち合わせをする松本の姿があった。
12月30日に開催されるジャニーズ13組が出演するライブイベントの総合演出を務め、’23年に主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』の準備にも追われている松本。多忙のかたわら難役に挑む松本には、パパ役の心強い“お手本”がいるという。
「二宮和也さん(38)は今年3月に女児の誕生を発表し、嵐で初めてパパになりました。大河ドラマの役作りの一環で今年春にひげを伸ばして生活するなど、“実体験”を重視する松本さんですから、二宮さんを通じてパパ役をより身近に感じるようになったと思います」(前出・テレビ局関係者)
実際、先日行われたライブ映画の舞台挨拶で、少し前に嵐5人で飲んだことを松本は明かしていた。
「二宮さんが父となり、櫻井翔さんと相葉雅紀さんも結婚。大野智さんは充電生活を送るなど、仲間たちの今のライフスタイルの違いに松本さんも刺激を受けていたといいます」(前出・テレビ局関係者)
“ニノのチカラ”を借りた松本のパパ役は新たな代表作になること間違いなし!?