千葉真一さん(享年82)の百箇日法要と納骨式が11月26日、千葉県内の寺で行われた。法要の施主は、千葉さんの長女である真瀬樹里(46)が務めた。
千葉さんを“オヤジ”と慕い、弟子として唯一法要に参列した若山騎一郎(57)は、こう語る。
「出席者は、オヤジの親戚や知人など10人ほど。千葉さんのご両親が眠るお墓に納骨され、施主の樹里も、四十九日のときは泣きはらしていましたが、無事に納骨できて感慨深そうでした」
一方で同日に、都内のある寺でも“百箇日法要”が営まれていた。
「生前の千葉さんを支援していたOさんという女性が取り仕切った法要でした。千葉さんの弟子筋の多くはそちらに出席したようです」(映画関係者)
しかし、千葉さんの遺骨と対面していなかった長男・新田真剣佑(25)は、どちらの法要にも姿を現すことはなかった。
「真剣佑さんは9月下旬に米国から帰国しましたが、四十九日法要にも自主隔離のため参列せず、その後も遺骨と対面していません。誕生日の11月16日を日本で迎えた直後、再び渡米しました。実写版ドラマ『ONE PIECE』のロケ先に直接向かったと聞いています」(真剣佑の知人)
父への供養はハリウッドでの活躍と言わんばかりに、日本を離れた真剣佑。だが実は、弟・眞栄田郷敦(21)への嫉妬も、早々の渡米の理由の1つだったという。
「最近、郷敦さんの役者としての評価は上昇中です。『ノーサイド・ゲーム』『プロミス・シンデレラ』(ともにTBS系)などヒット作に出演し、漫画『キン肉マン』の実写化にまつわるドラマでは主演を務めるまでになりました。
先にデビューした真剣佑さんは、“国宝級イケメン”としてブレークしましたが、事務所を退所し、海外に拠点を移したこともあり、現在では日本でドラマや映画のオファーがなくなってしまいました」(芸能プロ関係者)
立場が逆転した兄弟の距離は広がりつつあるという。
「郷敦さんはおっとりしていて意識していませんが、真剣佑さんのほうが弟へのライバル心が強い。実は真剣佑さんより、アクション指導を直接受けた郷敦さんのほうが、お父さんの薫陶を色濃く受けているのです。
こうした点も、真剣佑さんの嫉妬心をかき立てているのでしょう。兄弟共演のオファーも、決して受けないと聞いています」(前出・知人)
役者として競い合う兄弟を、天国の千葉さんは頼もしく思っているのかもしれないー―。