現役アイドルの局アナ内定報道も…生え抜きを育てなくなったテレビ局の未来
画像を見る 11年、テレビ東京へ入社した紺野あさ美

 

■「すでに活動中の芸能人」をアナウンサー採用するメリット

 

ここへきて「アイドルや有名人採用枠があるのかな」思うほど、局によっては積極的な採用状況が見て取れます。そのメリットはどこにあるのでしょうか。

 

・テレビに「人」と「売上」を呼び込む効果

 

最大のメリットは、ファンがそのままテレビの視聴者になってくれるという点です。最近の女性アナウンサーはカレンダー出演やイベント活動などの仕事も多いので、会社へ直接的に売上をもたらす効果もあるかもしれません。

 

アナウンサーとしていちばん大切なスキルはアナウンス力ですが、近年はテレビ局もなかなか厳しい情勢が続いています。アナウンス力に加え、+αの能力を手っ取り早く求める傾向が強まっているように感じます。

 

・テレビ慣れしているため即戦力

 

芸能人として仕事をしていると業界の空気やタレント同士の距離感、カメラの前でも動じない度胸などの「必要な能力」が入社前からついているものです。

 

アナウンサーという人気商売の旬を早める上で、これは大きなメリットと言えるでしょう。ただ逆に言えば「ゆっくりと成長を待つことができない」というテレビ業界の余裕のなさから来る選択でもあるのかもしれません。

 

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出典元:

WEB女性自身

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