■たゆまぬ努力の末にたどり着いた『アナと雪の女王』への思い
SAYAKAとしてのデビュー以降、歌に芝居に声優にと様々な仕事に携わってきた沙也加さん。そうしてたゆまぬ努力の末にたどり着いた『アナと雪の女王』について’14年7月、『婦人公論』でこんな思いを語っていた。
《10年、20年経って過去を振り返るときがきても、私の中で輝く金字塔であり続けることでしょう》
《この仕事を経て、やっと地に足がついたというか、自分が目指していた出発地点に到達することができたと感じています。いよいよこれからが本番です》
『アナ雪』は2作のスピンオフを挟んだ後、’19年11月に続編が公開された。そして沙也加さんは作品を重ねるにつれ、アナの姉であるエルサ役の松たか子(44)といっそう仲を深めていったようだ。
’19年12月には自身のTwitterで《エルサ姉さんといっしょ!》とつぶやき、松とのツーショットを投稿していた沙也加さん。さらに今年5月、『スポーツ報知』の取材では『アナ雪2』を観るため、松とお忍びで劇場にも足を運んだと明かしていた。
松は沙也加さんの訃報を受け、ディズニー公式Twitterを通じてこうコメントしている。
《彼女と共に、互いにエールを送りあい 日本語を吹き込んで紡いだ時間は私にとってかけがえのない宝物です》
《ありがとう、アナ》