『相棒』元日SPのデモ隊描写に物議…脚本家も「存在しないシーン」とブログで異議
画像を見る 1月1日にドラマ『相棒 season20』のスペシャル版『二人』が放送された。

 

■Twitterでは「右京の発言と乖離していた」という指摘も

 

思いを込めて書き上げたシーンを、意に沿わない形で再現されたと明かした太田氏。その行動に、ネットでは《ドラマで描かれた内容は残念なことだったのですが、一方で「相棒」の脚本を書いている方はこんなことを考えながら執筆されている方なんだと知れて、私はうれしくなりました》《相棒の例の部分の演出には私も大いに幻滅したが、それに対し早急にコメントを出した作家太田愛さんの株は寧ろ上がったな》と称える声が上がっている。

 

また同回の終盤では、右京が「低賃金で働く労働者にも大事な家族や生活がある」「12歳の少年が何もかも受け入れて、諦めて、この世は自己責任だと言う。困ったときに、助けを求めることすら恥ずかしいことだと思い込まされている。それが豊かな国と言えるでしょうか。公正な社会と言えるでしょうか」と政治家に熱を込めて説くシーンがあった。

 

そんな労働者や社会的弱者を想うメッセージのいっぽうで、デモ隊は“ひたすら騒々しい人々”として描かれていた。そのことについて「ストーリーの整合性が取れていないのでは」と違和感を覚えた人も多くいた様子。Twitterには制作陣への批判がこう上がっている。

 

《元日の「相棒」見た。非正規の人達のデモをヒステリックに描くの、全体のテーマからも右京さんの最後の台詞からも確かに整合性が取れてない》
《太田愛さんの脚本無視の件、問題提起等を置いといても、元通りの方が作品として整合性が取れた気がします。『貧しくとも虐げられようとも矜持を持って生きている市井の人々』を描写して、それに共感できてこそ、ラストも活きる。キャラも物語も良いのに勿体ない》
《後半の右京氏の言葉を考えると確かにデモのシーンは太田氏の脚本通りにした方が良かった》

出典元:

WEB女性自身

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